キアヌ・リーヴスを著書で散々侮辱した『フレンズ』俳優。謝罪後も残る違和感…

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マシュー・ペリー

恋愛やドラッグやアルコール依存症なども赤裸々告白

1990年代の人気シリーズ『フレンズ』のチャンドラー役で知られるマシュー・ペリーが、間もなく発売になる回顧録「Friends, Lovers, and the Big Terrible Thing(原題)」の中でキアヌ・リーヴスを攻撃、その事実が報じられた直後に謝罪のコメントを発表した。

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文中でペリーは、「才能があり」「独創的だった」リヴァー・フェニックスやクリス・ファーレイといった俳優たちが非業の死を遂げる中、なぜリーヴスが健在なのかと綴っている。

「時代よりも早すぎた天才たちのリストを詳しく挙げたら長くなりすぎるが、リストのトップになるのは『ジミー さよならのキスもしてくれない』で私が共演したリヴァー・フェニックスだと言えば十分だ」とペリーはフェニックスに言及し、「リヴァーは内も外も素晴らしい男だった。この世界には素晴らしすぎたんだ。本当に才能のある者たちが倒れてしまうように思える。リヴァー・フェニックスやヒース・レジャーのように独創的な人々が死に、キアヌ・リーヴスがまだいるのか?」と続けた。

さらにペリーは、1998年に映画『オールモスト・ヒーローズ/進め!アメリカ横断冒険野郎』でダブル主演を務めたコメディアンのクリス・ファーレイの死について綴った箇所でもリーヴスの名を挙げた。

「訃報を聞いた私はジェニファー・アニストンの楽屋の壁に穴を開けた。キアヌ・リーヴスはまだいるのに」

報道を受けてペリーは映画サイト「Deadline」に以下のコメントを寄せた。
「私はキアヌの大ファンです。ただ適当に名前を選んでしまいました。謝罪します。代わりに私の名前を挙げるべきでした」

しかしながら、名前を複数回にわたって挙げて「まだいる」と綴るのは意図的と受け止められても仕方ない。

『フレンズ』以降のキャリアが低迷し、深刻な依存症に苦しんだ過去もあるペリーは現在53歳。回顧録は赤裸々な内容も多い。短期間交際したジュリア・ロバーツとの破局について、ドラッグやアルコール依存症克服のために900万ドル近くを費やしたこと、2018年には鎮痛剤のオピオイドの過剰摂取で大腸が破裂し、生死の境を彷徨ったことなどを綴っている。