英国エリザベス女王追悼、その知られざる軌跡を描いた長編ドキュメンタリー上映決定

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『エリザベス 女王陛下の微笑み』
(C)Elizabeth Productions Limited 2021
『エリザベス 女王陛下の微笑み』
『エリザベス 女王陛下の微笑み』

ロジャー・ミッシェル監督が描くチャーミングでキュートな“素顔の女王陛下”

9月8日に96年の生涯を閉じた英国エリザベス女王を追悼し、今年6月に劇場公開されたエリザベス女王の知られざる軌跡を描いた初の長編ドキュメンタリー映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』が追悼上映されることになった。

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エリザベス女王は、1926年4月、のちの国王ジョージ6世の長女として生まれ、1952年に国王の死去に伴って、エリザベス2世として25歳で王位を継承した。今年6月には、在位70年を記念する祝賀行事「プラチナ・ジュビリー」が盛大に行われるなど、イギリスの統合を象徴する存在として敬愛されてきた。

本作の監督を務めるのは、『ノッティングヒルの恋人』(99年)などで知られるロジャー・ミッシェル。昨年9月に急逝したミッシェル監督が新型コロナウィルスによって次回作の撮影機会が奪われてしまったとき、「ドキュメンタリー作品を作ろう」とアイデアの一番手に挙げたのが女王陛下だった。

ミッシェル監督が描き出すのは、チャーミングでキュートな“素顔の女王陛下”の魅力。さらにザ・ビートルズ、エルトン・ジョン、ダニエル・クレイグ、マリリン・モンローらスーパースター、歴史に残る政治家、錚々たるセレブの貴重な映像や楽曲が華を添える。

「エリザベス女王はまさにモナ・リザだ。誰もが知っている圧倒的存在。ビートルズよりもはるかに有名で、“お城に住むお伽話の主人公”。でもその存在感にもかかわらず、実態はベールに包まれていて、私たちは彼女を永久に知り尽くすことはできなかった」と語るミッシェル監督。彼は女王への深い愛と畏敬の念をもって、女王の類いまれなる人生と旅路を詩的に、時にポップに描き出し、既視感のある王室ドキュメンタリーとは異なる愛すべき作品を作り上げた。

『エリザベス 女王陛下の微笑み』

『エリザベス 女王陛下の微笑み』は9月16日より追悼上映される。