白骨街道 ACT1
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映画を観て、ミャンマーを知る
白骨街道 ACT1
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現地少数民族ゾミ族の記憶と声収めた『白骨街道 ACT1』

藤元明緒監督による新作短編『白骨街道 ACT1』が、ミャンマー支援企画「映画を観て、ミャンマーを知る Vol.2」の上映作品として4月16日〜22日に劇場初公開される。このたび、ポスターと場面写真が公開された。

白骨街道 ACT1

かつてビルマと呼ばれていたミャンマー。映画の舞台となる北西部のチン州も第二次世界大戦のビルマ戦線の舞台の一つだ。

1944年3月、日本軍はこの地で“史上最も無謀な作戦”とされる「インパール作戦」を決行、約9万人の兵士を投入。その結果、多くの日本兵が飢えやマラリアなどで命を落とし、死体が積み重なっていくそ の退却路は「白骨街道」と呼ばれた。現地には今も、かつての日本兵の遺骨と遺留品が数多く残されている。

白骨街道 ACT1

13年、独立後に長く続いた内戦が停戦に至ったことにより、チン州における外国人の立入制限が解除されたのに伴い、日本側と連携した戦没者 の遺骨収集事業が始まった。以来、現地に住む少数民族ゾミ族の人々が中心となり、遺骨および遺品の発掘作業をおこなっている。

・その他の場面写真はコチラ!

19年1月、藤元監督を始めとする制作チーム5名は、今では軍のクーデターの影響により撮影することが困難なチン州に滞在し、第二次世界大戦の体験者を取材。彼らの視点から語られる戦争体験を知る。

ゾミ族の一団に同行するなかで彼らに出演を打診し、取材で得た”記憶”や”声”を込めたフィクションとして本作品を撮影した。なお、この『白骨街道』は、今後長編化を視野に入れたシリーズを構想しており、本作品はその第一弾となる。

ミャンマー支援『映画を観て、ミャンマーを知る Vol.2』上映作品

国軍によるクーデターから1年が経ち、いまだ市民弾圧が続くなかで混迷を極めるミャンマー。藤元監督と配給元の株式会社E.x.Nは、昨年実施した『僕の帰る場所』チャリティー上映を継続する形で、引き続きミャンマー支援の一環として『映画を観て、ミャンマーを知る』を企画した。

映画を観て、ミャンマーを知る

第2弾となる今回は、 東京・ポレポレ東中野を始めとする全国18館(3月4日現在)で、ミャンマーの新年にあたる4月16日より同時期開催となる。上映による配給収益の一部と、設置した募金箱への協力金はミャンマー市民を支援する活動に寄付される。

『白骨街道 ACT1』は『映画を観て、ミャンマーを知る Vol.2』の会期中4月16日より22日に公開される。

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