Y:ザ・ラストマン
Y:ザ・ラストマン

『Y:ザ・ラストマン』予告動画が公開

Y染色体を持つすべての哺乳類が絶滅し、1人の男とオス猿だけが生き残った終末の世界を描いたSFミステリー『Y:ザ・ラストマン』。10月27日の配信に先駆け、予告編が公開された。

公開された映像では、平穏な日常生活が謎の疫病によって突然一変、Y染色体を持つ男性たちが次々と命を落としていく様子が映し出される。突然吐血したり、朝起きてこなかったり……まさに息もつかせぬ衝撃のシーンが続く。

荒廃した街で大パニックが起こる中、現状を打開するために女性たちが立ち上がる一方で、唯一生き残った男ヨリック・ブラウンの存在も明らかに。

女性たちに捕らえられ「生殖的に興味がある」と詰め寄られ苦笑するヨリック。やがて、彼を味方に付ける者、それ以外の生き残った者たち同士の争いが始まる。

なぜY染色体を持つ者だけが全滅してしまったのか、なぜヨリックとオス猿だけは生き残ることが出来たのか、人類を救うにはどうすればよいのか──謎が謎を呼ぶ予告動画となっている(https://youtu.be/jD0xd7fI12A)。

終末世界でジェンダーやアイデンティティを問う

本作品は、「アイズナー賞」3部門を受賞したブライアン・K・ヴォーンとピア・ゲラによる大人気DC コミックス「Y:The Last Man」のドラマ化。

Y:ザ・ラストマン

ある日突然、人類の全男性を含むY染色体を持つ全ての哺乳類が死に絶え、ただ一人の男と彼のペットの猿だけが残された終末世界を舞台に、人々が失われたものを元に戻そうと懸命にもがく姿や、女性だけの新世界をより良いものにしようと奮闘する姿が描かれる。

最後の男、ヨリック・ブラウンを演じるのは、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』のベン・シュネッツァー。また、ヨリックの母であり終末世界をまとめる大統領ジェニファー・ブラウンは、『パーフェクト・ストーム』『運命の女』『トスカーナの休日』のダイアン・レインが演じる。

製作総指揮を務めるイライザ・クラークとニーナ・ジェイコブソンは、「ジェンダーは多様。その中で探究できることはたくさんあります。染色体と性別はイコールではありません。このドラマが、”ジェンダーとは何か?” “アイデンティティとは何か?” “本当の私たちとは何か?”という疑問を投げかけてくれることを期待しています」と問題提起する。

『Y:ザ・ラストマン』(全10話)は、10月27日に提供を開始するディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の新コンテンツブランド「スター」で独占配信される。

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