「アイズナー賞」3部門受賞の大ヒットコミックを映画化

Y染色体を持つすべての哺乳類が絶滅し、1人の男とオス猿だけが生き残った終末の世界を描いた『Y:ザ・ラストマン』が、10月27日より「Disney+(ディズニープラス)」の新コンテンツブランド「スター」で配信を開始する。

・「久々のディズニーらしいアトラクション映画」

原作は、アメコミ界で最も権威があると評される「アイズナー賞」の3部門を受賞したブライアン・K・ヴォーンとピア・ゲラによる同名の大人気DCコミックス「Y:The Last Man」。

作品の舞台は、ある日突然人類の全男性を含むY染色体を持つ全ての哺乳類動物が死に絶え、ただ1人の男と彼のペットの猿だけが残された終末世界だ。

女性だけが生き残り世界が混乱する中、ただひとり男性として生き残ったヨリック・ブラウン。なぜ彼だけが生き残ってしまったのか……? また、残された人々は新しい世界でどのように生きていくのか……?

壊滅状態の中で失われたものを元に戻そうと懸命にもがく人々の姿や、女性だけの新世界をより良いものにしようと奮闘する姿は、サスペンス・サイエンスの枠を超えたヒューマンドラマとして、現代の我々の胸を打つ。

終末世界でジェンダーやアイデンティティの問題に直面

最後の男、ヨリック・ブラウンを演じるのは、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』のベン・シュネッツァー。また、ヨリックの母であり終末世界をまとめる大統領ジェニファー・ブラウンは、『パーフェクト・ストーム』『運命の女』『トスカーナの休日』のダイアン・レインが演じる。

製作総指揮を務めるイライザ・クラークとニーナ・ジェイコブソンは、次のように語る。

「ジェンダーは多様。その中で探究できることはたくさんあります。染色体と性別はイコールではありません。このドラマが、”ジェンダーとは何か?” “アイデンティティとは何か?” “本当の私たちとは何か?”という疑問を投げかけてくれることを期待しています」

『Y:ザ・ラストマン』(全10話)は、10月27日に提供を開始するディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の新コンテンツブランド「スター」で独占配信される。