出口夏希&蒔田彩珠がW主演に決定! 是枝裕和監督『ルックバック』が紡ぐ青春と創作の物語

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(C)藤本タツキ/集英社 (C)2026 K2 Pictures・集英社
『ルックバック』
『ルックバック』

世界的人気作の映画化、漫画に懸ける二人の情熱を描く特報解禁

是枝裕和が監督・脚本・編集を手がけ、藤本タツキの傑作漫画を実写化する映画『ルックバック』が、2026年9月11日より劇場公開されることが決定。あわせて、主人公の藤野役を出口夏希、京本役を蒔田彩珠が務めることが発表され、ティザービジュアル2種と60秒の特報映像も解禁された。

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「チェンソーマン」などで知られる漫画家・藤本タツキが、2021年に「少年ジャンプ+」で発表した読み切り漫画「ルックバック」は、公開初日に250万超の閲覧数を記録し、著名クリエイターや漫画ファンの間で瞬く間に話題となった。コミックスは日本を含む世界37の国と地域で刊行され、2024年公開の劇場アニメ版も興行収入20.4億円を達成。33の国と地域で上映されるなど、国内外で広く支持を集めている。

この「ルックバック」がいよいよ実写映画化される。メガホンを取るのは、『万引き家族』(18年)でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和。監督・脚本・編集のすべてを手がける。

4コマ漫画が得意なクラスの人気者で、京本との出会いをきっかけに漫画制作へとのめり込んでいく藤野を演じるのは、『か「」く「」し「」ご「」と「」』(26年)や『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(26年)で主演を務め、現在放送中のドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』でも注目を集める出口夏希。

一方、藤野と同学年で彼女の4コマ漫画の大ファンでありながら、引きこもって絵を描き続ける京本を演じるのは蒔田彩珠。『海よりもまだ深く』(16年)をはじめ数々の是枝作品に出演し、『ハピネス』(24年)や『消滅世界』(26年)で主演を務めたほか、日曜劇場『リブート』での好演も記憶に新しい。

原作を読んだ感想について、出口は「二人が一緒に夢を追いかけて必死に進む姿や、前にしか進めないこと、真っ直ぐでひたむきな思いが溢れている作品にすごく心をうたれました」とコメント。

蒔田も「藤野と京本、それぞれがたくさんの壁にぶつかり、それでも好きなことのために立ち上がり、前を向いて進んでいく姿にとても共感したのを覚えています」と語った。二人はクランクインの約4ヵ月前から漫画の練習を重ね、撮影に臨んだ。

Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』以来の共演となった二人は、互いに信頼を寄せながら、秋田県にかほ市を中心とした長期ロケをともに走り抜いた。

『ルックバック』

(C)藤本タツキ/集英社 (C)2026 K2 Pictures・集英社

主演の二人について是枝監督もコメントを寄せている。出口については、4年ほど前に出会ってからの成長に触れ、「そういった成長と、変わらない天真爛漫さが彼女の中に同居していることが非常に魅力的で、藤野を見事に演じ切ってくれました」と称賛。

蒔田についても、「原作漫画を読んだ後に、蒔田さんとお会いする機会があり、“もしこの作品を撮れるときがきたら、京本を頼むよ”という話をしました。(中略)安心して京本を任せられたなと思っています」と語り、物語の中心を担う二人に賛辞を送った。

さらに、藤野と京本の子ども時代を演じるキャストも発表された。数々の才能を発掘してきた是枝監督が、オーディションで出会った瞬間に「このふたりしかいない」と確信したという七瀬ふうり(藤野役)と岡田六花(京本役)が抜てきされた。

二人はともに撮影当時11歳の小学5年生で、誕生日がわずか1日違いの同級生。七瀬は本作が俳優デビューとなり、是枝監督は「ポジティブで、おおらかで、自然体な姿がまさに藤野」と絶賛。岡田についても、「撮影に入るにつれてどんどん良くなっていくので、“もっと見たいな”と思い、彼女のシーンは当初の予定よりも増えていったほどでした」と高く評価している。

あわせて、新たなビジュアル2点も解禁された。1点は藤野の部屋で、藤野(出口)と京本(蒔田)が夢中で漫画を描く姿を捉えたもの。もう1点は、子ども時代の藤野(七瀬)と京本(岡田)が、描き疲れて漫画を描いていた机に突っ伏して眠る姿を収めている。

いずれも写真家・濱田英明が撮影した一枚を、デザイナー・吉良進太郎がビジュアルとしてデザイン。漫画にひたむきに向き合う二人の姿が印象的に表現されている。

また、60秒の特報映像も解禁された。原稿にペンで線を描く音から始まり、藤野と京本が歩んだ四季の移ろいと、それぞれの人物像を映し出すセリフが続く。さらに、本作の音楽を手がける坂東祐大による美しい楽曲に乗せて、二人がひたすら漫画を描き続ける姿が映し出される。なお、この特報映像は6月12日より全国の劇場(一部劇場を除く)で上映される予定だ。

『ルックバック』

■藤野役/出口夏希

原作漫画を読み終わったあと、二人が一緒に夢を追いかけて必死に進む姿や、前にしか進めないこと、真っ直ぐでひたむきな思いが溢れている作品にすごく心をうたれました。

こんなに多くの方から愛される作品へ出演させていただくことに不安もありましたが、藤野役に選んでいただいたことがとても嬉しくて、藤野がどんな子なのかどんな思いなのか日々漫画練習もしながら積み重ねていきました。

是枝監督とまたご一緒させていただけたことも光栄で、現場ではのびのびと自分らしくいれる空気感を作ってくださって、演じていて楽しかったです。彩珠は一緒にいてとても落ち着きました。一人の撮影の時も、彩珠を思いながら頭の中でずっと一緒にいたので、藤野と京本の関係性で撮影に臨めたと思います。にかほの皆さんも本当に温かくてとてもアットホームな場所でした。

■京本役/蒔田彩珠

数年前に、是枝監督から「この作品をやりたいと思ってるんだ。」と原作本をいただいたのが『ルックバック』との出会いです。藤野と京本、それぞれがたくさんの壁にぶつかり、それでも好きなことのために立ち上がり、前を向いて進んでいく姿にとても共感したのを覚えています。

出演が決まった時は、やっと実現するんだという高揚感と、原作がたくさんの人に愛されているからこそのプレッシャーがありましたが、是枝組の温かい雰囲気と、夏希ちゃんの、現場をパッと明るくしてくれる天真爛漫さで、そんな不安はすぐになくなりました。子ども時代を演じている七瀬ふうりちゃんと、岡田六花ちゃんも常に元気で楽しそうにしている姿に、何度も癒されました。

ロケ地でもある秋田の皆さんも、本当に良くしてくださり、第二の故郷ができたような気持ちです。

キャスト・スタッフみんなの愛が詰まった作品になっていると思います。早くたくさんの方に見ていただきたいです。 

■藤野(子ども時代)役/七瀬ふうり

初めてすごい役をいただいたことが本当にうれしくて、撮影が始まるのが楽しみでした! 私が演じる藤野は、強がりでお調子者の自信家で、4コママンガを作るのがとっても上手な女の子です。

撮影期間で一番楽しかったのは、なつきちゃん、あじゅちゃん、六花ちゃん、制作スタッフの皆さんと一緒にスイカ割りをしたことです。逆に大変だったのは、雨の中田んぼ道を走るシーンです。2月の撮影だったので、すごく寒かったです。

是枝監督から「自由! 自分の思うままにやってほしい」というアドバイスをいただいたおかげで、最後まで自分らしく演じることができました。

秋田では、雪でいっぱい遊びました。ほかにも六花ちゃんとルックバックチームの絵を描いたこと、スタッフの皆さんとのBBQや、にかほの皆さんがすっごくやさしくしてくれたことなど、思い出がいっぱいです!

■京本(子ども時代)役/岡田六花

オーディションの合格を知った時は、正直信じられなくて何回も確認しました。夢かと思いましたし、もしかしたら今も夢かとも…。私が演じた京本は、絵が好きで集中力がすごい、本当に「すごい子」なので、携わることができて光栄です。

撮影は全部が楽しかったのですが、特に夏の撮影は海で遊んだりスイカ割りや花火をしたりと、最高の夏休みでした! 反対に大変だったのは絵を描く練習です。毎日何時間も頑張りましたが、なかなか上達しなくて…そこで「進捗」って言葉を覚えました。

是枝監督は最初、緊張で目も合わせられませんでしたが、いつもおおらかで優しくて、撮影の最後の方ではお菓子を一緒に食べておしゃべり出来るようになりました。秋田の撮影はみんな優しくて景色がきれいでした。むっち先輩(七瀬)にはスライム作りを教わって今は私もハマっています。 

■監督/是枝裕和(キャストに関するコメント)

──藤野役・出口夏希

初めての出会いから4年ほど経ちましたが、成長に驚きました。さまざまな現場を経験して自信をつけてきたのだと思いますが、さらに振り幅の大きい感情を表現できるようになっていて、ここぞというシーンで見せる表情は圧巻でした。そういった成長と、変わらない天真爛漫さが彼女の中に同居していることが非常に魅力的で、藤野を見事に演じ切ってくれました。

──京本役・蒔田彩珠

原作漫画を読んだ後に、蒔田さんとお会いする機会があり、「もしこの作品を撮れるときがきたら、京本を頼むよ」という話をしました。プロデューサーから実写映画化の話をもらう前です。そのまま一緒に書店へ行って、原作漫画を買って、渡した記憶があります。初めての出会いから15年ほど、多くの作品に出てもらいましたが、ここまでしっかりと彼女を撮るのはデビュー作以来です。安心して京本を任せられたなと思っています。

──藤野役(子ども時代)・七瀬ふうり

オーディションで最初に会った時に「この子しかいない」と確信したことを覚えています。ポジティブで、おおらかで、自然体な姿がまさに藤野で、ピッタリとイメージに合致しました。撮影に入ってもそれは全く変わらず、現場全体のムードメーカーにもなってくれて、想像した以上の活躍に驚いています。

──京本役(子ども時代)・岡田六花

脚本段階では、京本をどう描いていくか、難しさを感じていましたが、岡田さんという具体的な存在がいてくれたことで、想像が膨らんでいきました。オーディションの時から、撮影に入るにつれてどんどん良くなっていくので、「もっと見たいな」と思い、彼女のシーンは当初の予定よりも増えていったほどでした。

『ルックバック』は2026年9月11日公開。