9割ゲリラ撮影! 初日にはひったくり犯と間違われて警察にガチ連行される PFFグランプリ受賞『J005311』予告篇

#J005311#河野宏紀#野村⼀瑛

(C)2022『J005311』製作委員会

44回ぴあフィルムフェスティバルで満場一致のグランプリを受賞した新作映画『J005311』が4月より全国で順次公開される。今回は同作の予告編を紹介する。

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絶望の淵でさまよう2つの魂。静かなる衝突が生んだ、切望の物語

同作は、河野宏紀の初監督作品。神崎演じる新人俳優・野村⼀瑛と、監督に挑戦しつつ山本を演じた河野の、限られたセリフと声にならない掛け合いがスクリーンにいっぱいに共鳴。居場所を見つけられずさまよい、世間に取り残された孤独感を痛々しく描き切った。タイトルの『J005311』は、光ることなく浮遊していた二つの星が、奇跡とも呼ばれる確率で衝突し、再び輝き出した星をもとに名づけられている。

J005311

(C)2022『J005311』製作委員会

神崎(野村)は何か思い詰めた表情で、街へ出かける。タクシーが捕まらず、背中を丸め道端に座り込んでいると車道越しにひったくり現場を目撃。⼀心不乱に走り出した神崎はひったくりをしていた山本(河野)に声をかけ、100万円を渡す代わりにある場所へ送ってほしいと依頼する。山本は不信に思いつつも渋々承諾し、2人の奇妙なドライブが始まった。気まずく重い空気が漂う中、孤独な二人が共に過ごす歪な時間。この旅路の行きつく先は……、というストーリーが展開される。

撮影は202231⽇から4⽇までの4⽇間で⾏われた。ロケ地の9割がゲリラ撮影であったため、毎⽇のようにトラブルが続く。撮影の初⽇には、本物のひったくり犯と間違われ、警察に連⾏されたという。解禁された予告動画では、さまよう神崎たちに肉薄する映像がおさめられている。

J005311』は4月22日より順次公開。

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