34分後にはダイナマイトが爆発! 全編、仮設トイレ内で繰り広げられる狭すぎ脱出サバイバル

#サバイバル#ホーリー・トイレット#ホラー#ルーカス・リンカー#映画

(C)2021 NEOPOL FILM, KELLNER & ZAPF GBR (C)Daniel_Dornhoefer

スマートフォン、アタッシュケース、折りたたみ式の定規を駆使した生き残り作戦

世界中のファンタスティック映画祭を席巻した空前絶後のバキューム・スリラー映画『ホーリー・トイレット』より、ポスタービジュアルと特報映像を紹介する。

・Hey! Say! JUMPの中島裕翔がマンホールに転落! 「想像以上に狭い! ずっと体育座りをしている感じ」

頭部を負傷して意識を失った建築家フランクは、リゾートホテルの建設現場で横倒しになった仮設トイレの中で目を覚ます。記憶の一部が吹っ飛び、この異常な状況を飲み込めないフランクは、トイレの周りに大量の解体用ダイナマイトが仕掛けられ、34分後の午後2時ジャストに爆破が行われることを知る。

この非常事態を生き延びるには、誰かに助けを求めるか、もしくは自力で脱出しなくてはならない。ところが、右腕に鉄筋が突き刺さって動けないうえに、友人である市長ホルストの邪悪な思惑が明らかになり、時間だけが空しく過ぎていく。刻一刻と爆発のリミットが迫るなか、絶体絶命のフランクに打つ手はあるのか…。

世界中のファンタスティック映画祭を席巻してきた本作の最大の特徴は、仮設トイレ内だけで全編が進行する斬新な設定にある。観る者は孤立無援のフランクが味わう底なしの恐怖と焦燥感、さらに鉄筋が刺さった腕の激痛を、あまりにも生々しい臨場感とともに疑似体験することになる。

スマートフォン、アタッシュケース、折りたたみ式の定規などの小道具を駆使したトイレ内部の描写に加え、限られた視界でしか覗くことができない外部の状況の変化もスリルを増幅させる。新人監督ルーカス・リンカーによる変幻自在の演出、ダイナミックなカメラワークと編集テクニックにも注目だ。

『ホーリー・トイレット』

ポスタービジュアルでは、主人公のフランクが、腕時計やトイレの蓋、イヤホンなどと一緒に仮設トイレの中へと落ちていく姿がコミック調のイラストで描かれている。「目覚めたらトイレ。爆発まで34分。生き残れるのか!?」とキャッチコピーも並び、絶体絶命の過酷な状況が伝わってくるビジュアルとなっている。

また、特報映像は、仮設トイレで目覚めたフランクが、自分の右腕が鉄筋に貫かれているのを見て絶叫する場面から始まる。トイレが爆破されるのを知ったフランクは、血まみれになりながらも必死にトイレからの脱出を試みるが、果たして生き残ることができるのか?

『ホーリー・トイレット』は3月3日より全国公開される。

INTERVIEW