紛争で敵対する地域の若者を集めて作る「和平オーケストラ」楽団員を決める方法は“目隠しオーディション”!?

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世界中の映画祭で観客賞を受賞した感動作『クレッシェンド 音楽の架け橋』が来年22128日より全国公開される。今回、本編映像が公開された。 

・紛争で敵対する若者たちがオーケストラで共演! 実在する楽団にインスパイアされた感動作

生まれた国や地域の違いを乗り越え、音楽は人々の心をひとつにできるのか!?

本作品は、実在の管弦楽団へのインスパイアから生まれた音楽映画。若者たちの対世界的に有名な指揮者のエドゥアルト・スポルクが、紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、平和を祈ってコンサートを開くというプロジェクトを引き受ける。オーディションを勝ち抜き、家族の反対や軍の検問を乗り越え、音楽家になるチャンスを掴んだ20余人の若者たち。しかし、戦車やテロの攻撃に晒され憎み合う両陣営は激しくぶつかり合ってしまう。そこでスポルクは彼らを南チロルでの21日間の合宿に連れ出す。寝食を共にし、互いの音に耳を傾け、経験を語り合い……少しずつ心の壁を溶かしていく若者たち。だがコンサートの前日、ようやく心を一つにした彼らに、想像もしなかった事件が起きる──。

今回公開された本編映像では、和平オーケストラの楽団員を決める「目隠しオーディション」の様子が見られる。

コンサートを開くために行われた、大切なオーディションの当日。会場のステージに現れたのは、1枚の大きな白いスクリーン。美しい音楽が聞こえてくるものの、そこに演奏者の姿はない。

このオーディション方法、実は「ブラインド・オーディション」と呼ばれるもので、演奏者の人種や性別などで合否が判断されないように公平を期して、審査員からは演奏者の姿が見えないようになっているものだ。今から30年ほど前に広まったこのシステムにより、世界的に非白人や女性の合格比率が格段に高まった。ただし、音だけで判断されてしまうこの方法は、経済格差も如実に反映させてしまうため、むしろ多様性を狭めるのではという議論も新しく起こっている。

実際に劇中ではこの後、占領地のパレスチナ人の合格者がとても少なくなってしまうという事態に。そんな中、和平オーケストラのコンサートは無事に成功するのだろうか? これから彼らが奏でる音楽とそのドラマから目が離せない展開となっている。

1212日は「国際中立デー」。世界の平和を促進する記念日として2017年に国連総会で定められた日で、世界各地で、人々の中立性の意識を高めるイベントが行われる。人間の多様性や平和について考えるこの機会に、ぜひ見てもらいたい予告編だ。

『クレッシェンド 音楽の架け橋』は、来年22128日より全国公開。