『あの日の指輪を待つきみへ』記者会見

感動のラブストーリーで、ヌードシーンにも挑戦!

『あの日の指輪を待つきみへ』 ミーシャ・バートン記者会見

映画『あの日の指輪を待つきみへ』ミーシャ・バートン記者会見

 

アッテンポロー監督と仕事ができて本当に幸せ
  • ドラマ『The OC』でブレイク、日本でも若い女性たちのファッションリーダーとして人気の英国人女優ミーシャ・バートン。彼女の出演作『あの日の指輪を待つきみへ』が、7月19日から公開される。率直な物言いと奔放な行動で話題を振りまく彼女が、この悲しくも爽やかな感動のラブストーリーについて語った。

    本作の監督は、巨匠リチャード・アッテンボロー。アカデミー賞8部門受賞に輝く『ガンジー』(82)をはじめ、数々の名作を監督してきた。現在80代半ばの巨匠と仕事が出来た喜びを、彼女はこう語る。

    「会ってすぐに意気投合し、この人と一緒に仕事がしたいと思いました。今回、アッテンポロー監督と仕事ができたことを、本当に幸運だと思っています。監督の手の中で安心して演じていた感じで、演技者にとって最高の環境だったといえるでしょう。こんな叙事詩的な戦争映画を作ることができるのは、監督が最後の人なのではないかと思います」

映画『あの日の指輪を待つきみは』ミーシャ・バートン記者会見
 
大女優シャーリー・マクレーンとの“共演”
  • 半世紀以上前に戦争で愛する人を失い、心を閉ざしてしまった女性エセル・アンの半生を描いた作品で、現代の部分を名女優シャーリー・マクレーンが、過去の部分をミーシャ・バートンが演じている。

    「シャーリー・マクレーンさんの大ファンだったので、同じ役が演じられたのはとても嬉しいことです。まるで夢のよう! ただし、同じ人物ではあるけれど、現在と過去のエセル・アンはまるで別人物。私が演じたのは、戦争による悲しい体験に打ちのめされる前の女性。だから、マクレーンさんとはクセなどでは役をすりあわせましたが、それ以外は自分なりのエセル・アンを演じました。若いエセル・アンは、無垢で純真でひたむき。いまは、こういう役があまりないので、とても楽しく演じられました」

    美しいヌードシーンも話題のひとつ。

    「エセル・アンは、情熱的で愛情深い女性。愛を確認したら、何でもどんどん自分で決めていく。ヌードシーンは監督と話し合って作っていったのですが、ヘンにセクシーにならず、とてもいいシーンになったと思います。エセル・アンが感情をむき出しにし、自分をさらけ出すという無垢さがとてもよく現れていると思うんです。彼女の人生はとてもロマンティック。現代人から見るとありえないと感じる人もいるかもしれませんが、私はああいう愛はあると思います」

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出世作『THE OC』に対する複雑な思い
  • 映画を絶賛するバートンだが、出世作のテレビドラマについては複雑な思いがあるようだ。

    「『The OC』の直後にこの映画に出たのですが、テレビドラマはとても忙しいんです。毎週違う台本が来て、結末がどうなるかが分からなかったりする。でも、映画は脚本がきちんとあるので、結末が分かっている。キャラクターの進化もハッキリ理解した上で演じられるんです」

    40年代を舞台にした『あの日の指輪を待つきみへ』は、ファッションも見どころのひとつ。

    「あの頃の美的センスは本当に素敵だと思います。大好きなハイウエストのスカートも着ることができたので嬉しかった。女性たちが朝早くから起きて着飾り、きれいになることに気を使った時代って素敵ですよね」