北朝鮮で芽生えた秘密の恋を描くアニメ『ノルドコレアの恋』 世界の映画祭で9冠の話題作が日本公開へ

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監視と統制の北朝鮮で惹かれ合う男女を詩的に描く

『君の名は。』(16年)『すずめの戸締まり』(22年)などの大ヒット作を手掛けてきたアニメーションスタジオ、コミックス・ウェーブ・フィルムが、韓国発の長編アニメーション『ノルドコレアの恋』を2027年1月より全国公開することが決定。あわせて、ティザービジュアルと特報が解禁された。

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本作は、アヌシー国際アニメーション映画祭(25年)で審査員賞、東京アニメアワードフェスティバル(26年)でグランプリを受賞するなど、世界各地の30の映画祭で上映され、9冠を達成した韓国発の長編アニメーション。韓国映画アカデミー(KAFA)の卒業制作として、長編初監督となるキム・ボソルが少人数のスタッフとともに約6年を費やして完成させた一作だ。

舞台は、北朝鮮の首都・平壌。スウェーデンから赴任してきた外交官ボーリと、現地で交通警察官として働くボクジュは、国籍や立場の壁を越えて次第に惹かれ合っていく。しかし、自由に会うことさえ許されない2人の関係を、通訳官ミョンジュンが密かに監視していた。国家への忠誠と自身の感情の間で揺れるミョンジュンを交え、3人の思いが交錯する中、物語は思いもよらぬ方向へと動き出す——。

キム監督は膨大な資料のリサーチや脱北者へのインタビューを重ね、容易には足を踏み入れられない平壌の街を、独創的なタッチと繊細かつ詩的な映像表現で描き出した。厳しい統制のもとで生きる人々の姿を通して、誰かを愛すること、信じること、そして自由に生きることへの切実な思いを紡いでいく。

邦題の「ノルドコレア」は、スウェーデン語で「北朝鮮」を意味する。異国の地を訪れたボーリのまなざしを通して、平壌で暮らすボクジュに一人の人間として向き合っていく本作。その視点を象徴する言葉として、ボーリの母国語で、愛するボクジュと出会った国を表す「ノルドコレア」が邦題に冠された。

『ノルドコレアの恋』

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ティザーポスターは、平壌の象徴でもある金日成広場を背景に、雪が舞う夜の街の中、1台の自転車に乗るボーリとボクジュの姿を描いたもの。自由に会うことすら許されない関係でありながら、互いを思う2人のささやかで切実なぬくもりを映し出したビジュアルとなっている。添えられたコピーは「許されなくても、私はあなたを想い続けたい」。監視と統制のもとで、知られてはならない恋心を抱く2人。その恋がどこへ向かうのかを静かに予感させる一枚に仕上がった。

あわせて解禁された特報は、ボーリとボクジュが人目を忍んで心を通わせる姿から始まる。自由に会うことも、思いを口にすることも許されない2人。そして、その関係を監視する通訳官ミョンジュン。ボーリがスウェーデンへ帰国する日が迫る中、ボクジュが突然姿を消し、2人の恋は張り詰めた空気を帯びていく。

ボクジュを捜すため平壌の街を奔走するボーリと、国家への忠誠と自らの感情の間で揺れるミョンジュン。少ない台詞と詩的なイメージによって浮かび上がるのは、異なる立場に置かれた3人それぞれの孤独と、誰かを思う切実な気持ち。静かに育まれた恋がやがて大きく揺れ動いていくさまを繊細に映し出し、物語の行方への期待を高める特報となっている。

『ノルドコレアの恋』は2027年1月全国公開。

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