松村北斗、『白鳥とコウモリ』ラストシーンの苦悩明かす「家で用意した以上のものが出ました」

#SixTONES#今田美桜#岸善幸#松村北斗#白鳥とコウモリ

『白鳥とコウモリ』
(C)2026「白鳥とコウモリ」製作委員会
『白鳥とコウモリ』
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今田美桜も「和真の一言に美令として救われて」と撮影を振り返る

映画『白鳥とコウモリ』の大ヒット御礼舞台挨拶が9月22日、新宿ピカデリーにて開催され、主演の松村北斗(SixTONES)と今田美桜、岸善幸監督が登壇。本編上映後のネタバレありイベントとして行われ、大きな反響を呼んでいるラストシーンの撮影秘話が明かされたほか、作品をより深く楽しむためのスペシャルクイズ企画も実施され、会場と全国の観客が一体となって盛り上がった。

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『白鳥とコウモリ』

本編上映直後、作品の余韻と熱気が冷めやらぬ会場と、全国87会場のライブビューイング中継先に向けて、ダブル主演の松村北斗、今田美桜、そしてメガホンをとった岸善幸監督が登場すると、客席からは割れんばかりの大きな拍手が送られた。MCから「晴れ男・晴れ女のお二人のおかげで、今日は台風一過で素晴らしい秋晴れとなりました!」と声をかけられると、松村と今田は笑顔を見せた。

容疑者の息子・倉木和真を演じた松村は、「今日は劇場に足を運んでいただきありがとうございます。中継先の皆様もありがとうございます。たくさん喋れたらなと思います」と挨拶。続いて、被害者の娘・白石美令を演じた今田も「たくさんの方々、ありがとうございます。今日は皆さん上映後ということでのびのびと一緒に時間を過ごせたらなと思います」と呼びかけ、岸監督も「全国の皆さん、今日は劇場に足を運んでいただきありがとうございます」と感謝を伝えた。

SNS上でも「今年イチの作品に出会ってしまった」「家族愛を深く感じる」といった絶賛の声が寄せられている本作。周囲からの反響について問われると、松村は「僕の周りの方も軒並み見てくださっていて。それぞれ違う角度で捉えていて、多面的で不思議な作品なんだなと、公開後に自分たちでも想定していなかった魅力すら体感しています」「『構造や物語のシステムが面白くて、細かい穴を見つけたくて2回目を見に行った』という知人もいました(笑)」と明かした。

今田も「私もたくさんの反響をいただいて、SNSとかで皆さんがつぶやいてくださっているのを見ていると『なるほど、そういう見方があるのか!』と、自分が出ているのにまた新しく楽しめる感想がたくさんありました」と笑顔で語った。また、2回目の鑑賞のポイントとして、松村は「五代刑事の目線で見るとまた全然物語の見え方が変わったりして、誰の立場から主観的に見るかでずいぶん違う話になると思います」とアドバイスを送った。

続いて、上映直後のイベント(ネタバレあり)だからこそ明かせる裏話として、特に反響の多い“ラストシーン”についてのトークへ。原作が上下巻にわたる長編作品であることから、物語の最後は希望を持たせるラストシーンにしたかったと、岸監督が当初からの構想を明かした。

松村は当時の撮影を振り返り、「ラストシーンは本当に難しかったですね。家でもすごく考えましたし、練習的なこともしたけれど、どれもしっくりこなくて。『美令にとって何が救いか』というベクトルで考えていた時はハマらなかったんですけれど、撮影に入って岸さんの演出を聞くと『人ってどうだろうね』という部分を引き出してくださって。家で用意した以上のものが(演技で)出ました」と回想。

さらに、「オッケーが出た後も、本当かなと思って僕ずっと岸さんの方を見ていて(笑)。良いお芝居ができると岸さんが寄ってきて(グッジョブポーズと)鼻息で教えてくれるんですよ」と暴露すると、今田も「めちゃくちゃわかります! それを見れるのがすごく楽しみで現場に毎日行っていました(笑)」と共感した。

今田もラストシーンについて、「私は和真の一言に美令として救われて、完全に受け止める気持ちで現場の環境に任せていました。弁護士事務所での再会のシーンと同じ日に撮影していただいたので、時系列の順序も相まってありがたい環境でした」「松村さんは(和真が)どれくらいの距離を走ってきたのかを監督に聞いて、周りをずっと走って心拍数をリアルに上げられていました」と撮影の裏側を明かした。

『白鳥とコウモリ』

また、会場や中継先の観客と一緒に本作をより深く知ることができる「スペシャルクイズコーナー」も実施。第1問は「タイトルに関連する白・黒・灰の色にちなんだ名前の人物」について。「白石(白)」「灰谷(灰)」に対して、和真の苗字が「黒木」ではなく「倉木(黒)」である理由について、「東野先生が『そんな野暮なことはしない』と倉木と名付けられた」という裏話が明かされると、キャスト陣も納得の表情を浮かべた。

第2問の「本編開始から和真と美令が登場するまでの時間」については、正解が「21分」だと発表されると、今田は「結構ありましたよね」と回想。MCから「原作でも和真が父の供述に戸惑うシーンにたどり着くまで126ページかかっているんです」と明かされると、松村は「126ページで1冊の時もありますからね」とうなずいた。岸監督は「冒頭で過去の事件や警察の捜査の流れをしっかり描かないとわかりづらくなる。21分出てこないのは映画としてチャレンジのしがいがあるんじゃないかということで議論を重ねて決めました」と制作のこだわりを語った。

第3問では、二人が“禁断のバディ”を組む印象的なロケ地「隅田川テラス」について、東野先生が執筆前に現地を訪れた際、当時は工事の真っ最中で人がほとんどいなかったことから、事件現場の雰囲気に合うとして選ばれたというエピソードが紹介された。

さらに、公式SNSなどで密かに人気を集めている公式キャラクターの名前について、実は松村と今田が命名したという秘話も明かされた。今田が「『シラトリちゃん』です!」と発表すると、松村も「こちらは『コウノモリくん』です。苗字っぽく『の』を入れました」とまさかの命名理由を明かし、会場は温かい笑いに包まれた。

イベント終盤には、登壇者を代表して全国の観客へ向けた最後のメッセージが送られた。岸監督は「見終わった後に会話がしたくなる映画だというコメントをいただき、家族や友人と登場人物について話していただけることは最高の幸せです。引き続き口コミでよろしくお願いします」と挨拶。今田も「本当にたくさんの反響をいただいて嬉しいです。劇場を出る時に誰かの救いや希望を持っていただけたら幸いです。色々な角度から楽しめる映画ですので、ぜひ何度でも見てください」と呼びかけた。

そして松村は「出来事は白黒つくことが多いですが、そこに生まれる感情は灰色のものが多いなと思います。僕はこの映画を見て、自分のグレーな部分を愛し始めることができました。皆さんもそのグレーな部分をどこか自分で愛せるようになると、この映画の魅力が深まるのかなと思います。エンドロールで流れる『灰色』という主題歌に包まれて劇場をあとにしていただけたら嬉しいです。ぜひ2度、3度と足を運んでください」と力強く呼びかけた。

その後のフォトセッションでは、「大ヒット上映中」の看板とともに、登壇者一同が晴れやかな表情で撮影に応じた。大ヒットへの感謝と作品への深い思いが込められた舞台挨拶は、終始熱気に包まれたまま幕を閉じた。

『白鳥とコウモリ』は現在公開中。

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