内藤瑛亮監督も「作品全体を見て演じていた」とその表現力を評価
雪に閉ざされた世界を舞台に、家族の平穏な日常が“白い怪異”に侵されていく《侵蝕感》ホラー映画『氷血』。2026年7月3日より全国公開される本作より、主演・北山宏光が演じる“二面性ある夫”の表情を捉えた場面写真が解禁された。
・北山宏光が演じる“二面性ある夫”の表情を捉えた場面写真をすべて見る
近年、『8番出口』(25年)、『近畿地方のある場所について』(25年)、『事故物件ゾク 恐い間取り』(25年)などヒット作が相次ぎ、かつてない活況を呈する日本ホラー界。その最前線に、新たな衝撃が殴り込みをかける。
幼い息子・晶を連れて、豪雪地帯にある夫の実家へ移住した稔(北山宏光)と悠希(加藤千尋)夫妻。穏やかな日常を願っていた2人だったが、認知症の父・茂は、なぜか悠希にだけ激しく怯え、亡き妻の名を叫ぶ。
ある朝、茂は異常な姿で怪死する。それを境に、家族は疑念と恐怖に苛まれ、やがて家の中には不気味な“白い女”が次々と現れ、日常を侵していく。稔は気が触れたかのように“白い女”の絵を描き続け、幼い晶の目には母の姿が次第に“別の何か”へと映り始める。そして家族は、一人、また一人と壊れていく。
雪の結晶に魅入られ理性を失った稔、侵食される悠希、そして危険にさらされる晶。これは呪いか、幻想か、それとも現実なのか。雪原が鮮血に染まるとき、未知の“白い恐怖”が姿を現し、残虐に暴走する——。

主演を務めるのは、7年ぶりの映画出演で本作がホラー映画初主演となる北山宏光。ヒロインには、新境地に挑む加藤千尋(セントチヒロ・チッチ)。認知症の父役を、圧倒的な存在感と怪演で描き出すのは佐野史郎だ。
監督は、『ミスミソウ』(19年)でJホラーに革新をもたらした内藤瑛亮。脚本は、第3回日本ホラー映画大賞を受賞した片桐絵梨子が担当する。さらに、撮影監督には『ドライブ・マイ・カー』(21年)の四宮秀俊が参加し、白の世界を静謐で耽美、そして残酷な映像体験へと昇華させる。
本作で7年ぶりの映画出演を果たし、ホラー映画初主演に挑む北山宏光。2023年に1st Single「乱心-RANSHIN-」でソロデビューを飾り、今年4月には4枚目のシングル「ULTRA」をリリースするなど、アーティストとして精力的な活動を続けている。
一方で俳優としても、『君が獣になる前に』や『AKIBA LOST』、舞台『醉いどれ天使』など話題作で主演を務め、その表現力で存在感を発揮してきた。
そんな北山が本作で演じるのは、家族を深く愛する優しい夫でありながら、心の奥に狂気と冷酷さを秘めた主人公・稔。繊細さと不穏さが同居する複雑なキャラクターを体現し、俳優として新たな一面を見せている。

今回、稔を捉えた新たな場面写真4点が到着した。息子・晶(山谷碧都)を膝に乗せながら仕事をこなす仲睦まじい姿や、妻・悠希(加藤千尋)と晩酌をしながらどこか寂しげな表情で会話を交わす場面など、家族との穏やかな時間を切り取ったカットが並ぶ。
その一方で、険しく鋭い眼差しで悠希を振り返る姿や、どこか冷たさを感じさせる視線で悠希を抱きかかえる場面も。同一人物でありながら、温かさと冷酷さ、優しさと緊張感が交錯する“表裏の顔”が捉えられており、稔の内に潜む二面性を感じさせる内容となっている。
北山について内藤監督は、「この段階ではどのぐらい匂わせていいのか? 二面性の側面をまったく出さなくていいのか。にじませるにしても何パーセントぐらいなのか?というバランスを、北山さんはしっかり考えながら演じていました。ご自身もクリエイター、アーティストとして活動していらっしゃるので、作品全体を見てやっている、そんな印象を受けました」と絶賛している。
また北山は今回の役について、「稔は稔なりに自分の葛藤だったりトラウマだったり、そういうものを抱えている役です。見方によって、その人物の側面によっては捉え方が違う役なんじゃないかなと思うので、ぜひそういう視点でも見ていただきたいなと。そういう意味でも、僕と、稔というキャラクターとをかけ合わせて見てもらえたらいいなと思います」と語っている。
さらに、本作のオリジナル・サウンドトラックが、7月3日に配信リリースされることが決定した。劇伴を手がけるのは、イノセントな響きを湛えた歌声を軸に、倍音や呼吸、沈黙までも織り込みながら唯一無二の音世界を描き出すアーティスト/コンポーザーのJun Futamata。また、同サウンドトラックのPre-add/Pre-saveが、6月6日よりスタートする。
『氷血』は2026年7月3日より全国公開。
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