貧困、暴力のなかで、ともに子どもを育てる──有村架純の温かなナレーションでつづられる『そして彼女たちは』の予告編

#そして彼女たちは#ダルデンヌ兄弟#有村架純#貧困

(C)Les Films du Fleuve - Archipel 35 - The Reunion - France 2 Cinéma - Be Tv & Orange - Proximus - RTBF (Télévision belge) / Photo(C)Christine Plenus
(C)Les Films du Fleuve - Archipel 35 - The Reunion - France 2 Cinéma - Be Tv & Orange - Proximus - RTBF (Télévision belge) / Photo(C)Christine Plenus

2度のカンヌ国際映画祭パルムドール大賞受賞をはじめ、世界中で100賞以上を獲得するなど、圧倒的な存在感を放ち続けてきたベルギー出身の名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作『そして彼女たちは』。このたび有村架純がナレーションを担当した予告編と場面写真が公開となった。

・10代で危険な闇組織に…社会問題に斬り込むダルデンヌ兄弟監督の最新作。ベルギーへと流れ着いた偽りの姉弟がたどる運命は…

困難から希望を見いだし、一歩踏み出す少女たちの姿

(C)Les Films du Fleuve – Archipel 35 – The Reunion – France 2 Cinéma – Be Tv & Orange – Proximus – RTBF (Télévision belge) / Photo(C)Christine Plenus

若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、貧困や暴力などさまざまな問題を抱えている。

「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」──戸惑い、悩み、なるべき家族像を見いだせないまま、母になる少女たち。

押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく…。

各国メディアでも「ダルデンヌ兄弟の最高傑作(VARIETY)」「希望に満ち溢れたラスト(CLARIN)」と評価の高い本作の予告編が解禁されるにあたり、以前より『ある子供』(05年)『少年と自転車』(11年)をはじめダルデンヌ兄弟監督作品のファンを公言してきた有村架純がナレーションを担当した。

予告編は、自身の膨らんだお腹に聴診器を当てて「(鼓動が)速すぎて怖い」と心配そうに呟く少女と、「赤ちゃんは速いの」と優しく見つめるナースのやり取りが映し出されるところから始まる。

そして、共同生活を送る母子支援施設の穏やかな雰囲気に続いて、ナイマ、ジェシカ、アリアンヌ、ジュリー、ペルラの5人の少女たちの姿。家族との関係や貧困など、彼女たちが抱えるさまざまな問題が浮かび上がる——。

それでも母になる彼女たちは、悩み、惑いながら、未来を選んでいく。母と、パートナーと、姉と、自分自身と、向き合うことで一歩踏み出す少女たちの姿が力強く映し出される。

自らの意思で選び取っていく姿を温かな視線で包み込むように、「愛され方は知らない。でも、愛することはきっとできる」と強さと優しさのこもった有村の声が吹き込まれている。

ともに解禁された場面写真では、共同生活を送る少女たちがそれぞれの赤ん坊を抱いて向き合う様子や、パートナーや母と一緒に我が子と過ごす少女たちの姿、次なるステップを見据え、希望に満ちた笑顔でバイクに乗る姿が映し出され、彼女たちを取り巻く現実が厳しかろうとも、「愛」に向かってたしかに進んでいく少女たちの歩みを感じられる。

『そして彼女たちは』は2026年3月27日より全国順次公開。

INTERVIEW