向井康二「Snow Manでは甘えちゃうけど、今回は言わなきゃと思った」 舞台裏で見せた“男気”

#(LOVE SONG)#BL#Snow Man#向井康二#映画#森崎ウィン

(C)2025『(LOVE SONG)』製作委員会
(C)2025『(LOVE SONG)』製作委員会
(C)2025『(LOVE SONG)』製作委員会

『(LOVE SONG)』舞台あいさつで明かされた、Snow Manとはまた違う表情

映画『(LOVE SONG)』の公開記念舞台挨拶が11月11日に開催され、W主演の森崎ウィンと向井康二(Snow Man)が登壇。作品への思いや撮影の舞台裏を語るとともに、映画のタイトル『(LOVE SONG)』から「()」を外す“完成式”セレモニーを行った。

・向井康二、感情を解き放つ歌声に注目! “たった一人のための曲”を披露するライブシーン初公開

映画上映後、大勢の観客で埋まった会場に森崎ウィンと向井康二が登場すると、会場からは熱い拍手がわき起こった。

映画のプロモーションで顔を合わせる機会も多く、日に日に仲の良さが深まっている様子の2人。「この前の舞台あいさつから結構空いてるイメージあるよね?」という向井に、森崎が「いや、まだ1週間くらいじゃない?」と返すと、「それだけ今日は久々な感じがする」と、森崎と1週間会えなかっただけで寂しさを感じてしまう向井。司会者によると、2人は控え室でもキャッキャと楽しそうにしていたとのことで、この日も終始、笑顔が絶えない仲睦まじさだった。

これまでも多くの観客に支持されている本作。SNSでは「18回見た」という熱心なリピーターの声も届いており、「うれしいですね」と笑顔を見せる2人。

また、女性客中心だった客層に男性客の姿も増えてきているといい、「確かに。それはオカンが言ってましたね。オカンは8回か9回くらい見ていると思います」と報告し、会場を沸かせた向井。

その後も、テーブルを挟んだキスシーンや、おでこをピンとはじくシーンなど、ラブラブな場面での撮影裏話を披露。合間合間で漫才のようなやり取りを見せる2人の会話に、会場は大いに盛り上がった。

続いてステージでは、事前にSNSで募集した観客からの質問に答えるコーナーを実施。「ふたりがお互いにキュンとしたシーンは?」という質問が読み上げられると、向井は「(テーブルを挟んで)キスした後の(森崎が演じた)ソウタの顔。あのつぶらな瞳。あれは近くで見ると、目がウルウルしてて、すごいかわいかった」と答えた。

さらに森崎が「(向井が演じた)カイのタンクトップのシーン。セクシーというか、『この距離で見てていいの?』みたいに感じて。あれはキュンとしました」と返答した。

「撮影中に見つけた(向井)康二くんと(森崎)ウィンくんが似ているなという部分は?」という質問には、「意外に自分の時間を大事にしない?」と向井。
「(撮影中に)今、この瞬間は(向井が)自分の時間に浸りたいんだなとか。そういう離れたりくっついたりするタイミングがお互いすごく合う」という森崎の説明に、向井も「(お互い)居心地がいいということですね」と深くうなずいた。

「家族や友人の本作を見た感想で印象に残っていることは?」という質問に、森崎は「家族はミャンマーにいるんで、(ミャンマーではまだ劇場公開されていないので)見ることはできないんですけど、僕が今やっているミュージカル『SPY×FAMILY』を、(向井)康ちゃんが見にきてくれたんです!」と明かして会場は大盛り上がり。

これを受けて向井は、同作に登場する少女アーニャのものまねで「(森崎が演じている)ちち、カッコいい!」と森崎を絶賛。「(アーニャ役の)オーディションを受けようとしたらしいですよ」と冗談めかす森崎に、「書類で落とされてね。身長が大きいって…」と返し、会場の笑いを誘った。

改めて、本作を鑑賞した向井の家族からの感想を尋ねられると、「うちのオカンからは毎日写真が送られてきます。友だちとかと行くんですかね。行くメンバーを変えたりして。この間はオトンと行っていたようで。泣いてくれたみたいで。でも恥ずかしいですよね。息子のキスシーンを見て…」と冗談めかし、会場を沸かせた。

さらに「惚れそうになった瞬間はありましたか?」という質問には、向井も思わず真剣な表情となり、「すごいのよ。お芝居を愛してるの。(森崎と)共演して、僕も価値観が変わりましたね」と絶賛。

対する森崎からは、「康ちゃんは、撮影の工程が変わるシーンがあった時にも『これは言いに行こうよ』と言える男らしさがある。どうしても時間との勝負でもあるから、(撮影がスムーズにいかず)妥協しそうになることもあるんですけど、康ちゃんが言ってくれたおかげで、『それは駄目だよね』と、みんなが思いとどまることができた。その男らしさはすばらしいし、惚れました」と打ち明けた。

これに対し、「普段、Snow Manでいるときはやらないよ。そういうことはみんなに任せて、甘えさせてもらってるから」と返した向井。すると森崎が「でもSNSに流れている動画では、全部あなたが一番ツッコんでるよ(笑)」と指摘。

向井は「最近はちょっと喋るようにしていて。カメラの前ではそうするようにしているけど、プライベートはメンバーに任せちゃってる」と明かすも、今回そうした行動に出た理由として「やっぱりこれだけお芝居が好きなんだから、ウィン君にも気持ち良く芝居してほしいと思って。引っかかるところがあるままやるよりも、スッキリとお芝居をしてほしかった」とその思いを語った。

イベントのクライマックスでは、映画のタイトル『(LOVE SONG)』から「()」を外す“完成式”セレモニーが行われた。これは、以前のイベントで森崎が「皆さんに作品が届き、たくさんの方に見ていただいた時に、このカッコが外れて、本当の意味での完成になる」と語っていたことにちなんだもの。

ステージに設置されたタイトルロゴの両脇にある「()」にそれぞれ結ばれた紐を手にした2人だったが、「せーの!」とかけ声を言う前に引っ張るそぶりを見せ、いたずらっ子のようにはしゃぐ姿も。しかし本番ではしっかりと「()」を外すことに大成功し、会場からは大きな祝福の拍手が送られた。

そんな大盛り上がりのイベントもいよいよ終盤。最後に向井は「(Snow Manとしてではなく個人としての)単独初主演映画ということで緊張していましたが、たくさんの方に見ていただけて本当に嬉しいです。この映画がこれからもいろんな人に愛されることを願いながら、日々楽しく過ごしたいと思います」とコメント。

森崎も「本日はたくさんお集まりいただき、本当に感謝しています。何よりも皆さんがたくさんの愛を紡いでくれたおかげで、今日またこうして舞台に立たせていただけている。僕らは物を作って届ける仕事ですが、皆さんが受け取ってくれてようやく報われます。映画のエンドクレジットに載っているたくさんのスタッフの方々にも、皆さんのこの愛が届いていると思います」と会場に語りかけ、イベントを締めくくった。

『(LOVE SONG)』は現在公開中。