『母と暮せば』『ふしぎな岬の物語』など、命と希望を描き続けた軌跡に敬意
吉永小百合が、第38回東京国際映画祭で“特別功労賞”を受賞。国内外の映画界への長年にわたる多大な貢献が評価された。
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吉永は1959年に『朝を呼ぶ口笛』で本格的な映画デビューを果たして以来、常に第一線で活躍し、出演映画は120本を超える。キャリアを通じて、芸術性と大衆性を兼ね備えた数多くの傑作に出演し、日本アカデミー賞では史上最多となる最優秀主演女優賞を4度受賞(『おはん』(84年)『天国の駅 HEAVEN STATION』(84年)『つる -鶴-』(88年)『華の乱』(88年)『長崎ぶらぶら節』(00年)『北の零年』(05年))。また、文化功労者として選出され、紫綬褒章を受章するなど、その功績は国家レベルでも高く評価されている。
自ら企画を手がけた『ふしぎな岬の物語』(14年)では、モントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査員賞をダブル受賞。以降も『母と暮せば』(15年)や『こんにちは、母さん』(23年)など、戦争の記憶や命の尊厳をテーマにした作品に精力的に取り組んできた。さらに、今年の映画祭オープニング作品『てっぺんの向こうにあなたがいる』(25年)では、世界で初めてエベレストに登頂した女性を演じている。
東京国際映画祭は、常に挑戦者として、そして女優としての品格をもって日本映画文化の発展に寄与してきた吉永の功績に、深い敬意を表し、特別功労賞を授与する。
■東京国際映画祭チェアマン安藤裕康コメント
吉永さんは、長年にわたり幾多の困難に立ち向かいながら日本映画の頂点に上りつめた方です。その姿は、この度主演された『てっぺんの向こうにあなたがいる』の中で女性として世界初のエベレスト登頂を成し遂げた不屈の登山家の姿と重なります。その映画が東京国際映画祭のオープニング作品として上映される機会に、吉永さんの偉大なご功績に対する敬意と感謝の証として特別功労賞を贈呈できること栄誉に思います。
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