ウルフルズ書き下ろし主題歌解禁! 映画『くれなずめ』4月29日全国公開

#ウルフルズ#くれなずめ#成田凌#松居⼤悟#藤原季節

くれなずめ
(C)2020「くれなずめ」製作委員会

俳優の成田凌が主演をつとめる新作映画『くれなずめ』の公開日が、4月29日に決定した。合わせてポスタービジュアルと予告映像、ウルフルズが本作のために書き下ろした主題歌「ゾウはネズミ⾊」が解禁されている。

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本作は、様々な狭間に立つアラサー男子6人を描いたコミカルヒューマンストーリー。ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズや映画『アズミ・ハルコは⾏⽅不明』 (13年)、『アイスと⾬⾳』(17年)などの松居⼤悟監督が指揮を取った。

物語の舞台は、⾼校時代から5年後。帰宅部でつるんでいた6⼈の仲間たちは、友⼈の結婚披露宴で「⾚フンダンス」の余興をやるべく集まる。恥ずかしいダンスをやりきった披露宴と、⼆次会の間の妙に⻑い時間を持て余しながら⾼校時代を思い出すも、友人が亡くなったことを認められずにいた…というストーリー。

解禁されたポスタービジュアルは久々の再会を果たした後、カラオケボックスで熱唱する6⼈の姿を切り取ったもの。「思い出にするくらいなら忘れてやる」「過去を書き換えろ」という寂しさを強がりで吹き⾶ばそうとする男たちの熱情が感じられる、単なる⻘春ものとは⼀線を画す、インパクトのある熱いビジュアルだ。

予告編は、6⼈が意気消沈して披露宴の会場を後にする場面から始まる。ウルフルズの楽曲「それが答えだ!」をバックに、披露宴の余興として全員で“⾚フン⾐装”を⾝につけたダンスを披露するも⼤スベりしてしまい、招待客から⼀⻫にドン引きされてしまう。「あれやって⼆次会⾏けます?」と、⼤成(藤原季節)は動揺、それに対して「俺ら素⼈なんだしさ、⼀⽣懸命やったんだからそれで良くない?」と答える吉尾(成⽥)。余興後、披露宴会場の裏⼝にたむろする彼らはこのなんともやるせないニ次会が始まるまでの微妙な狭間の時間に12年前を思い出す…。

吉尾とは一体どういう存在なのか。披露宴と⼆次会の間の“今”と、過ぎ去った“過去”が交錯する中、これまで6⼈それぞれの⼈⽣に⽴ちはだかり、⽬を背けていた現実に⽴ち向かっていく様⼦を切り取っている。

主題歌は、松居監督たってのリクエストで、本作のためにトータス松本が書き下ろしたウルフルズの新曲「ゾウはネズミ⾊」。松居監督は「ありがとう以上の⾔葉があればいいのにって何度も思いました。間違い続けて、映画『くれなずめ』を作ってよかったです」と感謝を述べ、主演の成⽥凌も「初めて聴いたとき、⾝体に染み込みながら響ききった感じがして、映画終わった後のエンドロールの⾵景で、曲が⼊るのかって思ったら⿃肌が⽴ちました」と⼤絶賛。

同曲は、ウルフルズ のトータス松本が、劇中で6⼈が⾚フン姿でダンスを披露する曲「それが答えだ!」の「アンサーソングを意識して作りました」という楽曲。「あれから約20年経って、『答えとは何か』と⾔えるようになっているかというと全然そんなことはない。⽣活していく上で⾊んなことは学ぶけど、『答え』には辿り着かないということが、昔よりもさらによく分かってきた。だけど『そういうもんなんじゃないの』と思っています」とコメントを寄せている。

『くれなずめ』は4月29日より全国公開。

成田凌出演作はHuluで視聴!

【主題歌へのコメント】

■成⽥凌
松居監督と2⼈で「やっぱ主題歌はウルフルズさんがいいよね」「バカなふりして聞いてみたらどうですか?」なんて話していました。ドラマの現場で初めてトータス松本さんとお会いしたときに「くれなずめ⾒たで」って⾔ってくれて「どんな曲がいいと思う?」って⾔ってくれたんです。すごくおしゃれで最⾼な返事をしてくれて、とてもテンションが上がってずっと出来上がりを楽しみにしていました。初めて聴いた時は、⾝体に染み込みながら響ききった感じがして、映画終わった後のエンドロールの⾵景で、この曲が⼊るのかと思ったら⿃肌が⽴ちました。
最後に⾯⽩い仕掛けもありますし、主題歌いいし、ほんとちょっとしか出てない⼈たちがものすごく豪華で最⾼の瞬間を与えてくれます。⾃分の作品にこんなことをいうのは照れくさいけど、期待してもらって良いと思いますので、見てください!

■松居⼤悟監督
「ウルフルズは世界⼀だよ」
普段はモゴモゴしてるくせに、ウルフルズと岡本太郎の話をする時だけまっすぐな瞳で呟くアイツが、なんだか恥ずかしかった。友だちへの⼿紙みたいな映画だから、そのバンドの曲で、下⼿くそなりに⼀⽣懸命、⾚フンで踊りたかった。体はだらしなくて⼝が半開きだったのは、余裕がなかったからだよ。過去を振り返ってばかりだからこそ、映画の最後にはそのバンドの最新曲が流れたらいいなぁなんて、成⽥君と夢みたいな未来を夢⾒ていた。
トータスさんは、ウルフルズは、この作品の編集版を⾒て、「書き下ろす」って⾔ってくれたんだ。『ゾウはネズミ⾊』なんてとんでもない名曲、どんだけお前のことわかってるんだよ。聞いた? なに? モゴモゴすんなよ。お前へのラブソングじゃねぇよ調⼦乗んなよ。みんなに⾒られるのはちょっともったいないけど、「やっぱりウルフルズは世界⼀だな」ってなるよ、きっと。
本当にありがとうございます。ありがとう以上の⾔葉があればいいのにって何度も思いました。
間違い続けて、映画「くれなずめ」を作ってよかったです。

■トータス松本(ウルフルズ)
劇中の「それが答えだ!」は、パパイヤ鈴⽊さんが振り付けを担当してくれた曲。PV⽤に皆で歌番組の現場とかでも空き時間に通路でずっと踊りの練習していた当時の思い出が蘇ってきました。映画の登場⼈物が嬉々としている姿が、若い頃の⾃分たちを見ているようで、嬉しくもあり、⾃分のことのように恥ずかしく思いました(笑)。主題歌「ゾウはネズミ⾊」はそんな「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して作りました。
あれから約20年経って、「答えとは何か」と⾔えるようになっているかというと全然そんなことはない。⽣活していく上で⾊んなことは学ぶけど、「答え」には辿り着かないということが、昔よりもさらによく分かってきた。だけど「そういうもんなんじゃないの」と思っています。主題歌でかかる僕らの曲は、映画を観た後味を汚さないようにしないといけないのが⼤事。役者もみんなすごい良いし、ユーモアがあって⾯⽩い映画になっているので、この「ちょっとねじ曲がった⻘春群像劇」を楽しんでください。

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