性的暴行疑惑の監督が反論、告発女優は「彼を暴くことが自分の使命」

#MeToo#アレクサンダー・ペイン#ハーヴェイ・ワインスタイン#ローズ・マッゴーワン

アレクサンダー・ペイン
アレクサンダー・ペイン監督

女優のローズ・マッゴーワンから、彼女が15歳の時に性暴力を行ったとして告発されたアレクサンダー・ペイン監督は、マッゴーワンの訴えを「全く真実ではない」と完全否定する声明を4日(現地時間)に発表した。

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監督は声明で、マッゴーワンと会ったのは彼女が15歳だった1980年代後半ではなく、1991年のことで、ペインが監督を務めていた「プレイボーイ・チャンネル」の番組のオーディションをマッゴーワンが受けにきた時だったと主張。ペインは1984年から90年までカリフォルニア大学在学中で、マッゴーワンと会う機会がなかったと断言した。

マッゴーワンはペイン監督が別名で作ったTV局「ショウタイム」のソフトコア・ポルノ映画を見せられたとしているが、「それはあり得ない。(当時)私はプロの監督経験はなかった。ショウタイムと仕事をしたことも、自分の名前以外で監督したことも一度もない」と真っ向から対立する主張を展開。91年、18歳だったマッゴーワンはオーディションを受けたが、合格せず、彼女は電話番号を残していき、その後何度かデートし、何年間も友人関係だったという。

一方、マッゴーワンはペインのコメントについて「私のコメントは、彼も彼の嘘もクソ食らえ、ということ。私はペインに、認めて謝罪してと言ったけど、彼はそうしていません。私は、破壊したくないと言ったけど、今はそうしたい。どうして男たちはみんないつも嘘をつくの? 彼を暴くことを自分の使命とします。私だけではないはずです」と対立する姿勢を崩していない。

マッゴーワンは2017年10月に、元映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインの性暴力を実名で告発した1人であり、当時から相手の名前を明かさないまま、15歳の時の経験をメディアに語っていた。