『THE FIRST SLAM DUNK』終映に向け最後のイベント開催! 井上監督「ベストを尽くすことだけ考えていた」

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『THE FIRST SLAM DUNK』
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イベント当日のもようを全国の劇場で上映決定!

大ヒット中のアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』が8月31日に終映を迎えることが決定し、最後のイベントとなるトークイベント付き上映会「COURT SIDE in THEATER FINAL」が開催された。イベントには宮城リョータ役の仲村宗悟、三井寿役の笠間淳、流川楓役の神尾晋一郎、桜木花道役の木村昴、赤木剛憲役の三宅健太、原作・脚本・監督の井上雄彦が登壇。それぞれに作品への思いを語った。

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本イベントは全国のスクリーンで生中継されたが、台風の影響により一部劇場では生中継が中止されることとなった。最初に登壇したのはキャストの5名。「公開256日間の異例のロングランを迎えた今の心境」を聞かれた三宅は、「こんなに長く上映しているのは初めてですし、応援してくださってる皆さんの熱意がこんなにも消えないというのは初めての経験で、『感動しました』というような声を聞くたびに、緒を締め直さなきゃいけないなという気持ちです」と答えた。

すると仲村が「ここまでくると、もう終わってほしくないですよね」と呼びかけ、笠間と神尾が「本当にそうだよね!」と話しを続けると、木村は「あの…終わらせません!」と宣言。笑いと共に大きな拍手が鳴り響き、湘北キャスト5人の抜群のチームワークを垣間見せた。

締めの挨拶では、三宅が「8月31日で一度区切りですが、『THE FIRST SLAM DUNK』の試合はまだまだ続いてますんで、皆さん引き続き31日まで応援の程、よろしくお願いします!」と伝え、続く木村は「このまま皆様と駆け抜けていきたいなと思います。8月31日、『野菜の日』ですね。頑張っていきたいと思いますので、最後の最後までお楽しみいただけますと幸いです」と笑いに溢れたメッセージを送った。

神尾は「一緒に観戦する、共通の感覚を楽しむということを、残りの日数も沢山の方と存分に楽しんでいただければと思います」と締める。

笠間は「僕はスラムダンクに出会ってバスケを始めて、そして三井寿に憧れて、そして何の運命か、こういった形で三井を演じさせていただくことになりましたけども、同じように映画を見て、バスケしてみたいと思う小さな子たちであったり、昔やってたけどもう一度バスケしてみるかというような人がたくさんいてくれるといいなと思います」と自身の経験に重ねた言葉を紡いだ。

最後の仲村は、観客や関係者に感謝の言葉を述べ「僕のスラムダンクはまだまだ続いていきます。だからこの言葉で締めさせてください。『行ってくる』」と、各方面への感謝を述べ、最後は自身のキャラクターである宮城リョータのセリフで締めくくった。

声優キャストが降壇すると、続いて井上雄彦監督が登壇。「公開してから心境の変化はありましたか」との質問には、「公開前はすこしでも良くしたいという気持ちで、ベストを尽くすことだけ考えていた」と語り、続けて「公開後っていうのは、映画は完成したとはいえ、見てもらわないと存在価値もない。お客さんに見てもらって、その人の中に届く、伝わった時にやっと完成するという気持ちなので、伝わってくれるといいなと思いながら過ごしてました」と語った。

最後に井上監督から「マンガを描くときに何を大事にしてたかというと、マンガでページをめくった先で驚いてほしい、ワクワクしてほしい、喜んでほしいという気持ちが根っこにあるんですね。同じ気持ちでずっと作ってきました。伝わって完成すると言いましたけど、段々完成しつつあるのかなという感じがしてます。本当にありがとうございます」と感謝のメッセージ。大きな盛り上がりのなか、イベントはフィナーレを迎えた。

本イベント「COURT SIDE in THEATER FINAL」の模様を収録・編集した映像(20~30分予定)付きの特別上映が、「ラストゲーム」と称した8月25日~31日の7日間限定で、全国の劇場にて実施される予定だ(一部劇場・上映回を除く。詳細は各劇場HPをご確認ください)。

『THE FIRST SLAM DUNK』は現在公開中。

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