前編/100億超『インデペンデンス・デイ』の続編は前作に並べる? 意外なライバルは違和感いっぱいの恐怖映画

#週末シネマリサーチ

『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』
(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』
(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.

【週末シネマリサーチ】前編
〜意外なところにヒットの秘密が!〜

週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?

◆『インデペンデンス・デイ』続編の全米興収は期待倒れ?

7月1日-2日のランキングは、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(ディズニー)が全国979スクリーンで公開され、初週土日動員27万3209人を記録し初登場1位を飾った。前作の初週土日動員が82万人だったことを考えると、やや寂しい数字だが、今後の巻き返しに期待だ。5位予想の『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』(東京テアトル)は、全国184スクリーンで公開され、初週土日動員6万6555人で5位と、ほぼ見立て通り。注目シネマで取り上げた『セトウツミ』(ブローメディア・スタジオ)は全国41スクリーンながら、初週土日動員1万3329人という高いスクリーンアベレージを記録し、13位につけた。

今週は世界中で大ヒットした『インデペンデンス・デイ』(96年/20世紀フォックス)の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』以外はやや小粒な公開規模の作品が並ぶ。上位をにぎわす作品は果たして登場するのか?
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)

[今週の上位ランキング予想]
◎[2位予想]『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(20世紀フォックス)
〇 該当作なし
▲[8位予想]『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』(東宝映像事業部)
△ 該当作なし
☆『森山中教習所』(ファントム・フィルム)
☆『シング・ストリート 未来へのうた』(ギャガ)
☆『死霊館 エンフィールド事件』(ワーナー・ブラザース)
(◎:大本命 〇:対抗 ▲:一発あり △:穴で ☆:期待)

◎【2位予想】『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』
世界中で大ヒットしたSF超大作『インディペンデンス・デイ』の約20年ぶりの続編。監督は前作同様、ローランド・エメリッヒ。エイリアン侵略を凌いだ人類は、いつの日か再来するであろう敵に対して防御システムを構築するものの、相手はさらに力を増していた……。

約20年ぶりの新作ということで期待値は非常に高いが、全米では6月に公開されると、オープニング興収で約4100万ドル。前作のオープニングが約9600万ドルであったことを考えると、やや物足りない数字だった。

6月29日には、ローランド監督と、オリジナルキャストであるジェフ・ゴールドブラム、本作から出演のリアム・ヘムズワース、マイカ・モンローが来日し、東京スカイツリーで記者会見を行い、翌日には特別イベントも開催。日本語吹き替え声優を含めた藤原竜也も参加し、ヒット祈願として巨大ダルマに目入れを行った。前作は日本でも100億を超えるヒットを飛ばしただけに大きな期待がかかるが、先週の『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の全米オープニング成績の不調が、日本での数字に少なからずリンクしていることを考えると、楽観視はできないか。それでも地力がある作品、最低でも15-20万人の動員はクリアしたいところだ。(後編「『インデペンデンス・デイ』続編に並んだ意外な作品は?」に続く…)

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