早々にヒロイン殉職『DCU』、5話のゲストに藤井流星

海上保安庁に新設された水中捜査のスペシャリスト集団「DCU(Deep Crime Unit、潜水特殊捜査隊)」の活躍を描くドラマ『DCU』が日曜よる9時からTBSテレビで放送中だ。第3話にして中村アン演じる隆子が殉職、視聴者が呆気にとられる中、第5話のスペシャルゲストに藤井流星(ジャニーズ WEST)の登場が判明した。

・阿部寛と横浜流星、角田晃広に事件の詳細迫る…日曜劇場『DCU』暗雲の展開へ

藤井が演じるのは、瀬能(横浜流星)の水泳部時代の先輩でサーフショップオーナーの中林守。海上で起きた誘拐事件の聞き込み捜査中に、偶然、瀬能と再開する。瀬能が手放しで心を許す中林は、事件とどのような関わりを持っているのか、それとも……!?

藤井は、日曜劇場も『DCU』も一視聴者として楽しんできたといい、自身がゲスト出演する喜びを表現、次のように語った。

「ゲストという形で呼んでいただくのは初めての経験でしたので、緊張もすごくありました。横浜流星さん演じる瀬能の先輩役になりますので、そこの関係性にも注目して欲しいです。横浜流星さんは下の名前が全く同じで、お会いしたいとずっと思っていたので、今回共演できてうれしかったです」

第5話あらすじ

新名(阿部寛)が「DCU」隊長復帰を果たす中、瀬能(横浜)は15年前の事件を再び調べ始めていた。そんな折、国土交通省副大臣の長男・木下裕司(三浦獠太)が海上で行方不明になり、DCUに捜索命令が出された。新名はこれまでの捜査方針を一蹴して、新たな指示を出す。すると間もなく裕司のものとみら
れるゴムボートが発見されるが、そこに彼の姿はなかった。

そして聞き込みで立ち寄ったサーフショップで、瀬能は学生時代の先輩・中林(藤井)と再会する。このサーフショップのオーナーだという中林との再会を瀬能は喜ぶが、顧客名簿提出を求められた際に中林が何か細工をしたことを新名は見逃さなかった。

捜査が続く中、新名のもとに、裕司は海上で行方不明になったのではなく誘拐されたという情報が入る。副大臣秘書の日村によれば、2億円の身代金を要求されており、また裕司は危険ドラッグに手を出していたという。

誘拐も危険ドラッグもマスコミに知られるわけにはいかない。DCUは極秘捜査に乗り出すが、厚生労働省麻薬取締部と公安からの要請で、捜査中止命令が下されてしまう……。

これまでにない水中未解決事件に特化したクライムミステリー

本作品は、水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたオリジナルドラマ。水にまつわる事件・事故に隠された謎に迫るウォーターミステリーだ。

「DCU」は、海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団という設定。彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく、警察には困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜り、隠された証拠を探し事件を解決することにある。“水中未解決事件を解明すること”が彼らのミッションなのだ。日本では、遺体を水中に投棄・隠ぺいするなどの事件が数多く発生し、地上の事件に比べ解決率が低いのは、捜索に多くの危険や困難を伴うからだという。もし水中事件や水難事故に特化した世界レベルの精鋭スキューバダイバー捜査官が存在したら……? これまでにない興味深い設定が話題となっている。

それもそのはず、本作品は、TBSとケシェット・インターナショナル社およびファセット4メディア社の共同制作。TBSテレビとケシェット・インターナショナル社が19年に締結した「ドラマを共同開発・制作」する契約に基づく作品の第1弾にあたる。

ケシェット・インターナショナル社は、世界的大ヒット作『ホームランド』で知られるイスラエルのテレビ局「Keshet12(ケシェット12)」をグループに持ち、世界との太いパイプを持つ総合メディア会社。また、ファセット4メディア社は、「DCU」のIPホルダーであり、カナダを中心に世界市場に向けた革新的なテレビシリーズの開発、制作、配信を手掛ける制作会社である。このプロジェクトは、日本国内のみならず海外展開も視野においており、世界を見据えた新しい潮流の先駆けとしても注目に値する。

日曜劇場『DCU』は、毎週日曜よる9:00にTBSテレビで放送中。

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