他人の脳に入り込む暗殺者“ポゼッサー”と人格を乗っ取られた男の生死を賭けた攻防!

#SFホラー#アンドレア・ライズボロー#クリストファー・アボット#デヴィッド・クローネンバーグ#ブランドン・クローネンバーグ#ポゼッサー#映画

『ポゼッサー』
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『ポゼッサー』
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鬼才デヴィッド・クローネンバーグの息子、ブランドン監督8年ぶりの新作

2020年のサンダンス映画祭でワールドプレミアされ、各国の映画祭の様々な部門で39のノミネートと15の受賞を果たしたブランドン・クローネンバーグ監督『ポゼッサー』が、2022年3月4日より全国順次公開されることが決定した。これに合わせてメインビジュアル、場面写真が解禁された。

・他人の脳に入り込む暗殺者『ポゼッサー』の場面写真はこちら

主人公のタシャは、殺人を請け負う企業に勤務するベテラン暗殺者。上司のミッションのもと、特殊なデバイスを使ってターゲットに近しい人間の意識に入り込む。そして徐々に人格を乗っ取っていきターゲットを仕留めたあとは、ホストを自殺に追い込んで“離脱”する。すべてが速やかに完遂されていたが、あるミッションを機にタシャのなかの何かが狂い始める…。

監督は、鬼才デヴィッド・クローネンバーグの遺伝子を受け継いだ、息子ブランドン・クローネンバーグ。『アンチヴァイラル』(12年)から8年ぶりに発表した長編第2作となる本作は、その静謐さと狂気が隣り合う映像表現で、数々の映画祭で熱狂的な支持を得る。全米映画批評家サイト・ロッテントマトでは、200件以上のマスコミレビューがありながらも満足度94%の高評価を獲得した。

父親譲りの様式美と過激描写に加え、思わず全身がこわばってしまう執拗なバイオレンス&セックス描写にスタイリッシュなカメラワーク、面妖な色彩の映像、そして誰も考えつかない冷徹かつ異常な物語と世界観で観る者の心に深い傷跡を刻む。

主演には『マンディ 地獄のロードウォリアー』(18年)『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』(20年)などホラー、カルト系の映画と好相性のアンドレア・ライズボロー。意識を乗っ取られる男に『ファースト・マン』(18年)『ピアッシング』(18年)のクリストファー・アボット。

ある日、まるで自分が自分でないような感覚に襲われ、急遽自身の人格を再創造する必要を迫られたというクローネンバーグ。本作は、その彼自身の経験から着想を得て製作された。他人の身体に入り込み、人格をコントロールしていく過程で工作員の女と完全にコントロールされているはずの男の自我は、次第にひとつの身体の内で混ざり合っていく。

SF映画の革新性を切り開く『インセプション』(10年)『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(95年)『マトリックス』(99年)などを想起する斬新な設定は、クリストファー・ノーラン、あるいはドゥニ・ヴィルヌーヴに匹敵する才能と言っても過言ではない。

昨年、第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」部門で上映されるや否や、その容赦ない暴力描写で観客の度肝を抜いたことも記憶に新しい。観た者の脳と心に直接ダメージを与えかねない危険すぎる内容に世界中が言葉を失った本作に期待したい。

『ポゼッサー』は2022年3月4日より全国順次公開。

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