映画『詩人の恋』監督コメント

#ヤン・イクチュン#三角関係#詩人の恋

ヤン・イクチュンがダメ夫ぶりを発揮、監督からメッセージも

『息もできない』『あゝ、荒野』のヤン・イクチュン主演!売れない詩人が初めて知った恋とは?男と女と男。恋愛映画のジャンルを超える、繊細で美しい物語『詩人の恋』。キム・ヤンヒ監督より日本の観客へメッセージ動画が到着!!ヤン・イクチュン扮する詩人が‟ドーナツにはまる”本編映像第2弾解禁!!

初長編監督作『息もできない』で世界の映画祭・映画賞で25以上もの賞に輝き、菅田将暉とのW主演で話題を呼んだ『あゝ、荒野』前篇・後篇ではボクサー役を演じ、映画ファンを唸らせた韓国の名優ヤン・イクチュン。幅広く役をこなす変幻自在のカメレオン俳優の彼が、本作では日がな一日のんびりと過ごす詩人ヒョン・テッキに変身した。『あゝ、荒野』の役を演じるために鍛え上げたボクサー体形から約8キロも増量。ぽっこりふくらんだお腹と、ドーナツをほおばる姿は食いしん坊のクマのように愛らしい。テッキの妻役には『名もなき野良犬の輪舞』のチョン・ヘジン、テッキの人生に大きな影響を与える青年セユンにNetflixオリジナル韓国ドラマ「恋するアプリLOVE ALARM」の新星チョン・ガラムら、韓国を代表する俳優たちが集結した。

2007年の短編デビューから10年を経て、本作が念願の長編デビューとなったキム・ヤンヒ監督。

メッセージ動画に応じたヤンヒ監督は「長編デビュー前芸術家として成長したかった頃に感じていた芸術と現実との乖離、人生における愛の意味について観客の皆さんに語りかけるように作った作品」だと、当時の監督自身が感じていた心情を語っている。「人生において愛とはなにか?」「それはどれだけ大切なものか?」と問いかけ、「日常の中で埋もれてなかなか会えなかった詩に出会うように」、監督自身の問いが「みなさんの心の中にあると幸せです」と、日本の観客にメッセージを寄せた。

解禁となった第2弾本編映像では、妻ガンスンが妊活をはじめ、テッキが乏精子症と診断された後のふたりのやり取りが描かれる。

テッキは気分が優れないのか、サッカーゲームに夢中で昼食のラーメンも1人分のみを作り、呆れるガンスンには「仕事に戻れ」と言い放ち、何とも見事なダメ男っぷりだ。ガンスンにドーナツを無理やり食べさせられ、そこからは甘くてフワフワの食感の虜に。不思議なことに、ドーナツを食べると言葉が湧き出るのだ。口いっぱいにドーナツをほおばる姿はまるで食いしん坊のクマのようで、初めて見るヤン・イクチュンの姿に違いない。また、シリアスな役からコミカルな役まで、安定した演技力と存在感が際立つチョン・ヘジンが本作で演じるリアルな女性像も見どころだ。

『詩人の恋』は2020年11月13日公開。