刑事と被害者妻の視線が交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が…
本年度のアカデミー賞国際⻑編映画賞部門の韓国代表に選出され、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞したパク・チャヌク監督最新作『別れる決心』が公開中。本作より、パク・チャヌク監督が作品の背景を語り尽くす特別映像を紹介する。
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本作は、惹かれ合う刑事と容疑者の2人を描いた珠玉のサスペンス・ロマンス。昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門での監督賞受賞以来、世界の批評家・映画サイトから絶賛を浴び、本年度アカデミー国際⻑編映画賞部門の韓国代表に選出された。
本国の韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラー1位を獲得し、決めセリフがSNSで流行。BTSメンバーのRMが複数回鑑賞するほどハマったと自身のSNSやYouTubeで報告するなど、社会現象ともいえるブームを巻き起こした。
刑事ヘジュン(パク・ヘイル)は、男が山頂から転落死した事件を操作中、被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)と出会う。取り調べが進むうち、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたへジュンに特別な思いを抱き始める。
やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への思いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった…。
監督を務めるのはパク・チャヌク。『オールド・ボーイ』(03年)で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。その後『渇き』(09年)『イノセント・ガーデン』(13年)『お嬢さん』(16年)など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせてきた。
主演は『殺人の追憶』(03年)『グエムル 〜漢江の怪物〜』(06年)とポン・ジュノ監督作品への出演で一躍注目を集め、ドラマ、アクション、時代劇など幅広い分野で活躍するパク・ヘイル。アン・リー監督『ラスト、コーション』(07年)でヒロインを演じて国際的な女優としての地位を確立し、『ブラックハット』(15年)でハリウッドにも進出しているタン・ウェイ。
紹介する映像では、パク・チャヌク監督自らが本作の成り立ちやストーリー、登場人物たちについて、たっぷりと解説。ソレとヘジュンが惹かれあっていくただならぬ様子の未公開映像や撮影現場の様子も収められ、本作が“3分でわかる”映像となっている。鑑賞前にこの映像を見れば、より本作を楽しめるに違いない。
また、本作の公開を記念して、WOWOWシネマでは、同監督のこれまでの代表作から秀作をセレクト。『渇き』が2月19日、『お嬢さん(R15+指定版)』が2月20日に放送される。
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