エルヴィスが乗り移った!? オースティン・バトラーが見せた圧巻パフォーマンスにスタッフも思わず熱狂

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若くして謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス・プレスリーの誰も知らなかった真実をバズ・ラーマン監督が映画化した『エルヴィス』が71日より全国公開される。今回、主演オースティン・バトラーのパフォーマンスの裏側を映し出したリハーサル映像が公開された。

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オースティンの迫真の演技に脱帽するしかないリハーサル映像が公開に

今回公開された映像には、若かりし頃のエルヴィスの歌唱パフォーマンスを全て吹替え無しで行った主演のオースティンが、エルヴィスの楽曲“ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス”を熱唱する姿が映し出されている。

『シャーペイのファビュラス・アドベンチャー』(11年)や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19年)など、俳優として幅広く活躍してきたオースティンだが、録音スタジオでレコーディングするのは今回が初めての経験だったという。

映像には、エルヴィス・プレスリーが240曲もの楽曲を録音したRCAスタジオで、スタッフ全員の前で「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」を披露することになったオースティンの姿が映し出される。「エルヴィス・プレスリーです!」とバズに紹介され、緊張した面持ちでマイクの前に立つオースティン。

その表情は、初めてステージに立つ若き日のエルヴィスを想起させる。しかし、オースティンが歌唱を披露するやいなや空気は一変、バズをはじめそこにいるスタッフ全員がオースティンのオーラに取り込まれ、全員がノリノリに。ビートに合わせた独特のダンスで熱唱し、会場を熱狂の渦へと落とし込むオースティンの姿は、まさにエルヴィスそのもの。全身でエルヴィスを体現しようとする、オースティンの迫真の演技に脱帽するしかない、貴重なリハーサル映像となっている。

オースティンは当時を振り返り、「エルヴィスを演じていた間、自分から火の中に飛び込んでいかなくてはいけない瞬間が何度もありました。キャスティングされたばかりだったのに、バズに促されてRCAスタジオで働く多くの人たちの前で誰もが知る名曲を歌うことになったときは、恐ろしく緊張して全身が震えあがっていました。でも、そのような瞬間を経験することでだんだんと慣れないことに挑戦するときに感じていた恐怖が小さくなっていき、最初とは全く異なる体験になっていきました。そしてそれはエルヴィスが初めてステージに立ったときに感じたことなのだと感じるようになったんです」と語っている。

リハーサルの時点で、すでにエルヴィスが乗り移ったかのような圧巻のパフォーマンスを見せたオースティン。公開されたリハーサル映像を見れば、ますます本編への期待が高まること間違いなしだ。

『エルヴィス』は71日より全国公開。