『裁かれるは善人のみ』アンドレイ・ズビャギンツェフ監督インタビュー

善人の苦難を描き上映反対運動も! ロシアの鬼才を直撃

#アンドレイ・ズビャギンツェフ

アンドレイ・ズビャギンツェフ
アンドレイ・ズビャギンツェフ
Andrei Zvyagintsev

1964年2月6日、ロシア、ノヴォシビルスク生まれ。地元の演劇学校卒業後、ノヴォシビルスクの劇場で働く。86年、モスクワに移り、ルナチャルスキー記念演劇大学の演技コースを90年に卒業。舞台やテレビ、映画の端役やエキストラをつとめた後、広告業界に入り、テレビCMをはじめ、テレビドラマの演出を手掛ける。03年に『父、帰る』で劇場長編監督デビューし、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。07年、第2作『ヴェラの祈り』は主演のコンスタンチン・ラヴロネンコがカンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞。11年、第3作『エレナの惑い』はカンヌ国際映画祭ある視点部門審査員特別賞を受賞したほか、モスクワ国際映画祭監督賞、ロシアのアカデミー賞であるニカ賞で主演女優賞・助演女優賞のダブル受賞を果たした。『裁かれるは善人のみ』はゴールデングローブ賞外国語映画賞、カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたほか、数多くの映画祭で賞を獲得している。