2016年5月10日生まれ。東京都出身。2019年より芸能活動をスタートし、テレビ、CMなどで活躍。ミュージカル「SPY×FAMILY」(23年)ではアーニャ役を演じた。また、NHK 大河ドラマ『どうする家康』(23年)では亀姫役に。NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』では主人公の幼少期を演じている。
ちょっと“格好つけ”で素直じゃないところが僕と似ている/黒川
のどかな片田舎の小さな池に暮らすカモの一家————家族思いで心配性の父親と自由闊達な母親、好奇心旺盛な兄と天真爛漫な妹、そして気難しいおじさん。彼らが、とあるきっかけで南の島に向けての大冒険に飛び出す物語を描いたのが7年ぶりのオリジナル作品となるイルミネーション最新作映画『FLY!フライ!』だ。
不安や恐怖を家族で乗り越え、新たな一歩を踏み出す素晴らしさを教えてくれる作品で、兄・ダックスの声を『怪物』で注目を集めた黒川想矢が、妹・グウェンの声をミュージカル「SPY×FAMILY」でアーニャ役を演じたほかテレビやCMでも大活躍の池村碧彩が演じている。
ムビコレでは今回、この2人にインタビュー。父親役の堺雅人、母親役の麻生久美子とのエピソードやプライベートでの様子などを語ってもらった。
・カンヌ映画祭、『怪物』上映で是枝裕和監督、黒川想矢らに9分半に及ぶスタンディングオベーション
池村:初めて声優さんに挑戦してみて難しかったところは……いつもは(セリフだけではなく)体でも表現するんだけど、声優さんは声で色々なことを表したりするので「いつもとは違うな」って。あとは、セリフを言うタイミングも少し難しかったです。
声優さんは“楽しい”や“悲しい”とかの感情を声で表すので、そこを頑張りました。
池村:はい。
池村:はい。もう何度でもやってみたい!
黒川:声優さんはすごい!って思いました。やっぱり、声だけで表現するというのはすごく難しかったです。
ダックスを映像で見ながら収録していたんですけど、その映像の先のダックスが見ている景色は何だろう、と考えながら演じていました。そういう見えない部分をイメージしながら演じるのは、すごく難しかったです。あとは、アニメーションと声を合わせていくのも難しかったです。
黒川:またやりたいです。すごく楽しかったので、すぐにでもやりたい気がします。
黒川:演じてる時はカモということは意識せず、無鉄砲で勇敢な少年をイメージして演じていました。性格については、ダックスは結構イケイケな感じだと思うんですけど、僕はあんまりそうではないです(笑)。
でも、ちょっと“格好つけ”で素直じゃないところは僕と似てるのかなって思いました。
黒川:僕のアフレコが1番最後だったので、皆さんの声を聞きながら収録させていただいたんですけど、やっぱりグウェンはめちゃくちゃ可愛くてキュートで、すごく癒やされながら収録していました。
池村:可愛くておちゃめで、グウェンには嫌いなところは全然なくて、全部好き!
碧ちゃんとは、家族が大好きなところが似ています。それから碧ちゃんも、お口がちょっとクチバシっぽい(笑)。そこが似ているところかな、と思います。
池村:えっと、何事にも頑張り屋で、あと何事にも元気だと思いました。
池村:写真を見た時に、格好よくて優しそうだなって思って今日会ってみたけど、ほんとに格好よくて優しかったです。
黒川:CMとかでよく見かけていて、すごい可愛いなって思ってました。
黒川:可愛いですよね。
収録してる時からずっと思っていたんですけど、こんな小さな頃からちゃんと仕事ができていてすごい。僕が彼女くらいの時には、こんなにできてなかったな、ってずっと思っていました。すごいです。
池村:(笑)。
・[動画]【カンヌ映画祭】是枝監督、黒川想矢の話しに「うんうん」と笑顔
ビリビリ椅子とバンジージャンプに挑戦したい/池村
池村:この前の会見の時に初めて会ったのですが、堺雅人さんは、私が色々なことをおしゃべりしてる時に、アドバイスみたいな感じにいろんなことを言ってくれて、すっごく優しかったです。あと、麻生久美子さんは会見をしてる時もしてない時もたくさんおしゃべりしてくれて、もう話してる時間がすっごく楽しかったです。
黒川:僕はまだお会いできてないんです。お二方ともすごく憧れの方なので、早くお会いしたいです。
黒川:チャレンジしたいこと…まだ見つかってないんですけど、今は目の前にあることを1つひとつやっていけば、やりたいことがいつか見つかるのかなと思っています。
池村:えーっと、2つあるんですけど、もう2つともすごくて。1つ目はバンジージャンプ。紐がギリギリになるまで飛び降りるのをやってみたい! それで飛ぶ前に「私は池村碧彩だ~!」って言いながら飛びたいです(笑)。
もうひとつはビリビリ椅子です。
池村:はい。ジェットコースターとかも好きです。だけど、スペースマウンテンはちょっと苦手。
黒川:すごく忙しくなりましたし、演技のスタンスというのもすごく変わりました。
今までは「どう演じよう」とか、「誰かから見られた時にどう思われるのか」っていうのをすごく気にしていたんですけど、今は、監督が求めているものはなんなのかっていうのを、コミュニケーションを取りつつ考えるようになりました。
黒川:いろいろな場所に行けて、いろんな景色を見せてもらえて……うん、そうですね、また行きたいなと思ました。いろんな方から「コングラチュレーション」とか言われると、やっぱり映画のスゴさというか、魅力を感じます。また行けたらいいですね。
黒川:英語は好きなんです。
池村:今行ってみたいところは、映画の最後にも出てきたんですけど、綺麗な海があるところに行ってたくさんお砂遊びをしたいです。でも海には入らない(笑)。サメさんとかいたら怖いので、泳いだりはしないです。
黒川:僕はオーストラリアに行ってみたいです。(隣の碧彩ちゃんに向いて)綺麗な海もあるし、エアーズロックや砂漠とかにも行ってみたい。
行きたいと思ったきっかけは、英語の授業でオーストラリアについて調べたことがあって、のんびりできそうだなと思って(笑)。
黒川:いえいえ。
池村:私は、空手を習ってます。空手は前からずっとやりたいって思ってて、去年の6月くらいから習い始めました。私、夢中になることが好きで、空手はすごく夢中になれるから、もうめちゃくちゃハマっています。
池村:私、強い人になりたいんです。
黒川:瓦を割ったりするの?
池村:あんまりそういうことはしないかな。何かを割ったりはしない(笑)。
黒川:僕はミシンにハマっていて、パソコンバックを作ったりすることが結構楽しくてやってるんですけど、いつかは洋服を作ってみたいなって。
黒川:学校でちょこっとやったことがあって、なんか布と布が縫えただけでちょっと感動して。
黒川:ズボン切り取ってリメイクをしたりしてますね。
池村:碧ちゃんもミサンガはやってる! 忙しくない時は、たまに腕につけてます。
(text:編集部/photo:小川拓洋)
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