「母親は最低な人間だと思ってる」 宗教2世の詩人iidabiiが家族への複雑な感情と信仰の傷を告白

#ドキュメンタリー#詩人 iidabii ある宗教2世の記録

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『詩人 iidabii ある宗教2世の記録』
『詩人 iidabii ある宗教2世の記録』

断絶を抱えながら“詩”に救いを求めた青年の3年間を追うドキュメンタリー

“宗教2世”として生きてきた朗読詩人・iidabiiの壮絶な半生に迫るドキュメンタリー映画『詩人 iidabii ある宗教2世の記録』より、予告編が解禁された。

・宗教2世の生いたち、絶望、そして再生──iidabiiが“詩”で叫ぶ『ある宗教2世の記録』

幼少期から抱えてきた吃音、宗教2世としての複雑な生い立ち——。本作は朗読詩人iidabii(イーダビー)が、自らの過去と傷、葛藤をさらけ出した魂の記録である。

親の信じる宗教の中で育ち、疑問を抱くことさえ許されなかった幼少期。そんな彼が出会ったのが「詩」だった。詩は彼にとって、沈黙のなかで感情を叫ぶ武器となり、自分自身を再定義する手段となる。そして、その詩が社会の片隅で生きる人々と深く共鳴する姿を描き出す。

信仰とは何か。家族とは何か。言葉とは何か。詩人iidabiiの生き様を追う軌跡は、個人の物語を超え、彼自身の過去と現在に対峙するクライマックスへと向かう——。

監督を務めるのは、数多くのテレビドキュメンタリーを手がけてきた松井秀裕と津田友美。当初はテレビドキュメンタリー番組として企画されたが、そのテーマゆえになかなかゴーサインが出なかった。しかし、取材を重ね、iidabiiの言葉と人生に向き合う中で、記録に残すべき題材であると確信し、長編映画として結実した。

「宗教2世」についての社会的関心が一時的な高まりを経て落ち着きを見せる今だからこそ、ひとりの若者の3年間の記録として、本作は多くの観客に届くに違いない。

『詩人 iidabii ある宗教2世の記録』

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予告編は、「宗教2世」という環境や吃音というハンデにもがき、苦しむ中、自らの思いを吐き出す手段として「詩」を朗読し、マイクを握り締めてシャウトするiidabiiの姿から始まる。

iidabiiは家族との確執を赤裸々に語り、国会で行われた宗教2世の被害実態に関するヒアリングにも参加する。その一方で、自らの生い立ちや人生にもがきながらも、表現者としてステージに立ち続ける圧倒的なパフォーマンスを披露する。そして、自身の過去と現在に対峙するため、ある場所へ向かう決意を固める。彷徨う熱い魂はどこへ行くのだろうか…。

予告編には、本作の出演者でもあり、朗読詩人として活動するiidabiiの姿を見つめてきたジャーナリスト・作家の鈴木エイトと、『「神様」のいる家で育ちました 〜宗教2世な私たち〜』の著書を持つ漫画家・菊池真理子のコメントも収められている。

また、iidabii、鈴木エイト、菊池真理子、松井秀裕監督、津田友美監督らが登壇する公開記念イベントが、7月4日よりシアター・イメージフォーラムにて開催されることが決定した。本作の劇場公開に向けたクラウドファンディングも実施中だ。

■鈴木エイト(ジャーナリスト/作家)

「吃音」というハンデのため詩にして叫ぶことでしか自分の感情や思いを 発現できない不器用な主人公iidabii(イーダビー)。幼少期からの虐待の 後遺症に苦しみながら、もがき続ける言葉は聴く人すべての心を打つ。

親子の間の断絶を生んでいるものの正体は何なのか。挫折を味わいながらも歩みを止めない詩人の姿を丹念にカメラが追う。挫折や絶望には子ども 時代から慣れている。カメラの前でもLIVEでもストレートに感情を発露するなかで、自身も子を持つ親となったiidabiiに変化が。生きている実感 を得て、「生きつづける」ことへの答えを獲得していく。

■菊池真理子(漫画家)

私に必要なのは、解読しなきゃわからない神の言葉じゃなくて、ストレートな詩人の言葉だ。

『詩人 iidabii ある宗教2世の記録』は、2026年7月4日より全国順次公開。