末澤誠也、映画初主演で新境地 磯村勇斗×綾野剛と“異色の三角関係”『mentor』

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(C)2026「mentor」製作委員会
『mentor』
『mentor』

火災が結ぶ過去と現在が交錯し、不穏と可笑しさが混ざり合う異色作

磯村勇斗×末澤誠也(Aぇ! group)がW主演を務める吉田恵輔監督最新作『mentor』に、物語の鍵を握る“メンター”役で綾野剛の出演が決定。あわせて、ちょっと可笑しな3人の、とびきり狂ったティザービジュアルと予告編が解禁された。

・磯村勇斗×Aぇ! group末澤誠也W主演『mentor』始動! 15年前の罪に囚われた青年2人と“導く者”の物語

本作は、過去に囚われたまま大人になった2人の青年と、彼らの運命を静かに、しかし確実に狂わせていく“メンター”の存在を描く異色エンターテインメント。不穏さと可笑しさ、違和感と共感が交錯し、A24作品を思わせる“感情カオス”な映画体験を生み出す。

W主演を務めるのは磯村勇斗。『ヤクザと家族 The Family』(21年)や『PLAN 75』(22年)など幅広いジャンルで存在感を放ち、2023年公開の『月』(23年)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど、鮮烈な演技を重ねる実力派俳優だ。

同じくW主演に、個人として初の映画主演を務める末澤誠也。2024年にCDデビューを果たした4人組アイドルグループ「Aぇ! group」のメンバーで、歌・バラエティ・舞台と多方面で活躍中だ。

脚本・監督を務めるのは、唯一無二の感性でオリジナル作品を生み出し続け、『ミッシング』(24年)『空白』(21年)など観る者の心に鋭く切り込む“人間描写の鬼”吉田恵輔。

このたび解禁されたキャスト・綾野剛が演じるのは、龍之介(磯村)と拓海(末澤)の過去と現在をつなぐ、物語の鍵を握る存在・埜本(のもと)。幼い頃の龍之介と拓海が起こしてしまった花火の事故で全焼したアパートの元住人であり、その火災で妻子を失い、自らも全身に火傷を負った人物だ。

15年の時を経て再び2人の前に現れた埜本は、恨みをぶつけるどころか、なぜか優しすぎる。その優しさは龍之介には拭えない違和感として映り、拓海には救いの光のように感じられていく。やがて埜本は、拓海にとって心の拠り所となる“メンター”のような存在へと変わっていく。

火災によって全身に深い火傷を負った埜本の痛ましい姿は、特殊メイクによって作り上げられている。皮膚の質感や傷跡に至るまで緻密に作り込まれ、その準備には毎回約3時間を要したという。綾野もまた、その過酷なプロセスを経て、埜本という役に深く入り込んでいった。

本作のタイトルでもある“メンター”を演じた綾野は、本作の撮影を振り返り、「磯村勇斗さんの鍛錬と感性の爆発力、末澤誠也さんの才能と天性の瞬発力。そして田恵輔監督の奇才奇天烈な総合力。その火口に飛び込み混ざり、ただただ極上のカオスな日々を過ごさせて頂きました」と語り、「ぜひ、これ以上の情報を一切入れずノーガードで映画『mentor』を浴びて頂けましたら幸いです」と観客へメッセージを寄せた。

綾野との共演、そして本作の現場について、磯村は「普段から僕のメンター的存在なので、同じ空間で再びお芝居ができることをとても楽しみにしていました。現場での綾野さんの存在は、この作品を灯す炎のように僕たちを導き、メンターの明部と暗部の危うく揺れ動く輪郭に、僕たちは翻弄されました。そこに、末澤さんの鮮烈な存在感が加わり、3人の関係にうねりが生まれ、物語に緊張と緩和を与えてくれました」と語った。

末澤もまた「磯村くんとは本当に子どもの頃から仲が良かったかのように、撮影の合間でふざけ合っていましたし、綾野さんとのシーンも多かったのですが、すごく気さくに話してくださり、近くでたくさん学ばせて頂きました」と、個人として初主演作品となる本作の撮影現場での貴重な経験を明かした。

また、メンター役には当初から綾野をイメージしていたという本作の生みの親・吉田監督は、「こんな演技に貪欲で妥協がない人がいるのかと驚きつつ、監督として負けるわけにはいかないので、いつも以上の集中力で脳みそフル回転でした」と初タッグとなった綾野についてコメント。

さらに、「完成後、改めて綾野剛さんの凄さに感謝と感動。映画作りはバランスが大事です。しかし『mentor』は個性がぶつかり合い、全く調和しないのが魅力だと思っています」と語り、これまでにない映画体験への自信をのぞかせた。

果たして本作でどのような“導き手”を体現するのか。綾野剛が演じる“メンター”埜本にも注目したい。

『mentor』

あわせて、磯村、末澤、そして綾野が演じたキャラクターたちの頭部が燃え上がる、強烈なインパクトを放つティザービジュアルが解禁された。3人の人生を変えてしまった共通点でもある15年前の火災を想起させる、頭部を包む炎が、時が経ってもなお“消えることのない現実”を象徴するかのように燃え続けている。どこか虚ろに前を見据える龍之介、笑顔の奥に狂気をにじませる拓海、そして悲しみとも怒りともつかない不思議な表情を浮かべる埜本の視線が重なる。「だから、狂う」というコピーを体現するビジュアルに仕上がっている。

また特報映像は、埜本が当時住んでいた燃え盛るアパートを前に立ち尽くす、少年時代の龍之介と拓海の姿から幕を開ける。やがて現在へと移り、オリンピック出場を目指しアーチェリーに打ち込む龍之介と、一方で、かつて2人が起こした火事の被害者である埜本と笑顔で並ぶ拓海の姿が映し出される。

拓海は埜本を「メンター」と呼び懐き、心の距離が縮まるにつれて、自信に満ちた笑顔を見せるようになっていく。一方で、不安定さを増していく龍之介と、優しい笑顔から一転して表情を失う埜本の姿も印象的だ。

“何か”にすがり続けてきた人間の“それ”が崩れ、2度と出会うはずのなかった3人が再び顔を合わせたとき、暴走と共鳴が始まる——。わずか30秒の映像ながら、全編を覆う静かな狂気に戦慄する仕上がりとなっている。

さらにメイキングでは、特報からは想像できないほど和気あいあいとした3人のチームワークが伝わるほか、作品に真摯に向き合い、監督と対話を重ねながら作り上げていく様子も収められている。

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■綾野剛 (メンター・埜本潤役)

磯村勇斗さんの鍛錬と感性の爆発力、末澤誠也さんの才能と天性の瞬発力。そして田恵輔監督の奇才奇天烈な総合力。その火口に飛び込み混ざり、ただただ極上のカオスな日々を過ごさせて頂きました。ぜひ、これ以上の情報を一切入れずノーガードで映画『mentor』を浴びて頂けましたら幸いです。

■磯村勇斗(益子龍之介役)

綾野剛さんがメンター役とお聞きした時、率直に嬉しかったです。それは、普段から僕のメンター的存在なので、同じ空間で再びお芝居ができることをとても楽しみにしていました。現場での綾野さんの存在は、この作品を灯す炎のように僕たちを導き、メンターの明部と暗部の危うく揺れ動く輪郭に、僕たちは翻弄されました。そこに、末澤さんの鮮烈な存在感が、3人の関係にうねりを生み出し、物語に緊張と緩和を与えてくれました。胸が抉られ、どこか笑えてくる。5感をジャックし、感情を揺さぶり、思考まで侵食してくる吉田恵輔監督とは何者なのか。僕は今もなお考え続けています。先の読めないこの作品に、どうぞ身を放り投げるように飛び込んでいただけたら嬉しいです。

■末澤誠也(上谷拓海役)

人間のドロドロした部分が溢れていて、一つの事件に対して、様々な角度から描かれているので色んな感じ方をしていただける、吉田監督の世界観が存分に味わえる映画になってます。見させて頂いた後、この映画のジャンルは何になるんだろうとみんなで話していました。そこも含めて楽しんで頂けると嬉しいです。

磯村くんとは本当に子どもの頃から仲良かったみたいに、撮影の合間でふざけ合っていましたし、綾野さんとのシーンも多かったのですが、すごく気さくに話してくださり、近くでたくさん学ばせて頂きました。僕にとって個人としての初主演作品になる『mentor』ですが、物凄く貴重な経験をさせていただけた現場でした。ぜひ劇場でお楽しみください。

■吉田恵輔/脚本・監督

タイトルにもあるメンター役には当初から綾野剛さんをイメージしていました。いつかご一緒したい俳優であるのは勿論、圧倒的な演技力は言うことなし。そして今作、最も必要だったのは、柔らかな人物像でありながら、カリスマ性を持ち合わせ、時に狂気も垣間見えるキャラクター。撮影中は、こんな演技に貪欲で妥協がない人がいるのかと驚きつつ、監督として負けるわけにはいかないので、いつも以上の集中力で脳みそフル回転でした。

完成後、改めて綾野剛さんの凄さに感謝と感動。映画作りはバランスが大事です。しかし『mentor』は個性がぶつかり合い、全く調和しないのが魅力だと思っています。今まで体感したことのない映画をぜひ劇場で味わっていただきたいです。

『mentor』は2026年10月16日公開。