絶世の美女ダビカ・ホーンが“掃除機”役に!? 夫との官能シーンにも注目『ユースフル・ゴースト』
「ジャンルでは括れない」「驚くほど独創的」とカンヌ国際映画祭にて異例の注目を集め、<批評家週間>で見事グランプリを獲得した映画『ユースフル・ゴースト』の日本公開が決定した。
・エロスと暴力に彩られた世界、悪行三昧の少年たちと彼らを躾ける謎の男との関係は?
死してもなお、掃除機となって夫に寄り添う妻?

(C) 2025 185 FILMS, HAUT LES MAINS, MOMO FILM CO.
タイでは誰もが知る怪談「メー・ナーク・プラカノーン」(死後も現世にとどまり、夫と禁断の愛を深めていった女性“メー・ナーク”にまつわる物語)に着想を得たという本作は、亡き妻が掃除機に宿って夫の元へ戻ってくるという奇想天外な設定を起点にしながら、記憶と忘却、個人と社会、愛と有用性といったテーマへと静かに深度を増していく。
幽霊が日常に存在する世界で、人間社会の価値基準や倫理がいかに恣意的なものであるかを浮かび上がらせると同時に、「記憶すること」がひとつの抵抗ともなり得ることを示唆する。
コメディ、ロマンス、ホラー、SF……様々なジャンルを軽やかに横断しながら、環境問題や労働、政治的抑圧といった現代社会の歪みに鋭く切り込むその手腕は、アジアのみならず欧米の映画祭・批評家からも強い支持を獲得した。
ジュリア・デュクルノー『TITANE/チタン』の衝撃、ウェス・アンダーソンの鮮やかで緻密な映像美、アピチャッポンの持つマジックリアリズムを引き合いに語られ、「まるでヨルゴス・ランティモスがタイに移住したかのようだ」(Screen Daily)とも評された唯一無二の味わいをその目で確かめてみてほしい。すべてが結びつくラストには、驚きとともに深い感動が待ち受けている。

主演ナット役を演じるのはInstagramフォロワー1,800万人超え!”絶世の美女”の異名を持つアジアの奇跡ダビカ・ホーン。タイでメガヒットを記録した『愛しのゴースト』でメー・ナーク役を演じて一躍スターダムにのしあがった俳優だ。
今回解禁された映像の冒頭に映し出されるのは、粉じん公害が深刻化するタイ・バンコクで、呼吸器疾患で最愛の人を失い、魂の抜けたようなマーチ。そして、死してもなお夫に寄り添うナット。その想いの強さゆえに、ナットは掃除機の姿を借りて現世に舞い戻るが、思いがけない出来事に戸惑うマーチと、その異様な光景を見守る家族の姿。

ティザービジュアルには、薄暗い部屋の片隅でまるで意思を持つように中央のランプが点した、不気味さと同時にどこかおかしみを感じさせる掃除機のカットが大胆に配されている。
この掃除機のデザインは、ラッチャプーム監督の「実用性とバカバカしさを混ぜて」というリクエストに応え、実際に掃除機を作った経験もあるインダストリアルデザイナーのシン・ハオチーが手がけた。前かがみにお辞儀しているような形状が生み出す謙虚なたたずまいは友好的な霊であることを表している。
『ユースフル・ゴースト』は2026年7月10日より全国公開。
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