森本慎太郎、憧れのブラッド・ピットと夢の初対面「友だちと呼んでいいですか？」

「次はフィルムの前で一緒に」ハリウッド本格共演の夢も語る

ブラッド・ピットと『トップガン マーヴェリック』（22年）のジョセフ・コシンスキー監督がタッグを組み、映画体験の新境地を切り開く『F1(R)／エフワン』。本作より、ブラッドと、本作で日本語吹替を担当する森本慎太郎が、日本のポップカルチャーを象徴するゲームセンターで対決する来日特別映像が解禁された。

・森本慎太郎「高揚感がすごい！」 ブラピ主演『F1(R)／エフワン』吹替初挑戦で“コックピット体験”を熱弁

ついに、先週末の6月27日より日米同時公開を迎えた本作。極限までリアルを追求した迫力の映像と、チームで頂点を目指す胸アツなストーリーが、多くの観客の心を掴み、早くも大きな話題を呼んでいる。世界興行収入はオープニングで1億4400万ドル（約207億円）を突破（Box Office Mojo調べ）。ブラッド主演作品としては『ワールド・ウォーZ』（13年）のオープニング1億1200万ドルを超え、自己最高記録を更新した。

日本では、全国357劇場・882スクリーンで公開され、6月27日〜29日の3日間で動員24万3148人、興行収入4億2186万7420円を記録。動員・興収ともに洋画として初登場第1位の大ヒットスタートを切った。

公開直前の6月25日には、主演のブラッドが、2022年の『ブレット・トレイン』以来、約3年ぶりに来日。発表からわずか約24時間後に来日するという、F1(R)マシン並の超高速スケジュールでの来日は、ブラッド史上最速となった。同日午後から翌日の夕方にかけて、都内劇場で計3回の舞台挨拶に登壇し、日本のファンを大いに沸かせた。

今回緊急来日を果たしたブラッドを待ち受けていたのは、ブラッド演じるソニーと対立するルーキードライバー、ジョシュアの日本語吹替を担当する森本慎太郎（SixTONES）。緊張した面持ちで到着を待つ森本のもとに、ついにブラッドがゲームセンターに登場し、初対面を果たした。

何度も来日しているブラッドだが、ゲームセンターを訪れるのは今回が初めて。そんな彼に対し森本は「最高の思い出を作ります！」と意気込みを語り、劇中でバチバチにぶつかり合うソニーとジョシュアさながら、ブラッド・ピットと森本慎太郎の夢の対決が実現した。

まず2人が挑戦したのは、日本人にはお馴染みの「太鼓の達人」。ゲームがスタートすると、ブラッドは初挑戦とは思えない見事なバチさばきを披露。最後に2人で一緒に太鼓を連打してフィニッシュすると、ブラッドは「これ好きだよ」とすっかり気に入った様子。スコアは森本の方が上だったものの、ブラッドはご満悦のようだった。

続いて2人は、映画『F1(R)／エフワン』にちなんでレーシングゲームに挑戦。劇中で3〜4ヵ月にわたる厳しいトレーニングを積み、実際にマシンを操縦しているブラッドは、さすがのドライビングテクニックでゴールイン。この勝負はブラッドが1着となり、対決は1対1の引き分けに。

最後に選ばれたのはバスケットボールゲーム。制限時間内にひたすらシュートを打ち続けた結果、ブラッドが勝利。最後は固い握手を交わし、お互いの健闘を称え合った。

対決を終えた2人は、日本の若者カルチャーを代表するプリクラ撮影へ。ノリノリでポーズを取って撮影を楽しんだ後は、落書きコーナーで思い思いにイラストやメッセージを書き込んでいく。果たしてどんな仕上がりになったのか？　さらに、現在第5次ブームを迎えて幅広い世代に人気のガチャガチャにも挑戦。ブラッドと森本はそれぞれガチャを回し、日本のポップカルチャーを満喫した。森本が「ゲームセンターで一緒に遊んだから、俺は友達と呼んでいいですか？」と語りかけると、ブラッドは「YES！」と笑顔で固い握手とグータッチを交わし、すっかり意気投合したようだった。

ブラッドとの交流について森本は、「めちゃくちゃ楽しかったです！ テンション上がっちゃってめっちゃ汗かいちゃいました（笑）。ブラッドと一緒に日本のゲームで遊べたのはすごく良いことだったし、『F1（R）／エフワン』のことも聞けたし、友だちと呼んで良いって言ってくれてたので、自慢できる友だちが一人増えたなと思って最高に良い経験でした」と、貴重な時間だったと語った。

さらに、「（レーシングゲームで）一緒に走れたことは嬉しかったですね。ゲームだったんですけど、競い合えたところはソニーとジョシュアみたいで。実際に同じゲームで戦えたのは嬉しかったです」と、ゲームを通して劇中の関係性を追体験できたことを喜んだ。

終始フレンドリーに接してくれたブラッドについては、「僕はブラッドからすると自分の歳の半分より下だから、すごく後輩で若い青年だと思うんです。だけど接し方が年齢関係なく、誰にでも同じ接し方をしてくれていたというのがすごく嬉しかったし、それがやっぱり大事なんだと思いました」と、その紳士的な振る舞いに感銘を受けた様子。

夢のようなひとときを過ごした森本は、「悔いないですね！ 僕、今回『F1(R)／エフワン』に関わって1個夢ができて、実際に向こうでブラッドと共演したいと思って。今は吹替として、映画に参加させてもらっているけど、実際フィルムの前で一緒にお芝居をするということはしていないから、それができたら良いなって思って。向こうで会いたい。アメリカで会いたいというのは1個の夢にはなりました！」と、新たにハリウッドでの共演という夢も語った。

本作では、ブラッド・ピット演じる主人公ソニーが、挫折を経験しながらも再びF1(R)の世界で命懸けで“スピードの頂点”に挑む姿が描かれている。人はいつでも、そしていつまでも夢に向かって挑戦できる──そんなメッセージを込めた本作。ソニーの姿に勇気をもらった森本もまた、「ハリウッドへの挑戦」という新たな夢を抱いた。日本語吹替に初挑戦し、さらにその先を目指す森本の姿は、まるでソニーの生き様を体現しているかのようだ。

『F1(R)／エフワン』は現在公開中。