坂本龍一の息子・空音央監督の長編劇映画デビュー作品、異例のヒットで日本凱旋!

#HAPPYEND#空音央

(C) 2024 Music Research Club LLC
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昨年の10月4日に日本公開した新鋭・空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』。日本のみならず海外でも高評価を受け、韓国では公開からわずか1ヵ月で観客10万人を突破する人気に。それを記念して、日本での凱旋上映が決定した。

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韓国ではキャストたちにも注目が集まる

ユウタ(栗原颯人)とコウ(日高由起刀)は幼馴染で大親友。いつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。

高校卒業間近のある晩、こっそり忍び込んだ学校で2人はとんでもないいたずらを仕掛ける。

翌日いたずらを発見した校長は激昂し、学校に四六時中生徒を監視するAIシステムを導入する騒ぎにまで発展する。

この出来事をきっかけに、コウは、それまで蓄積していた、自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるようになる。

その一方で、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ……。

昨年公開するやいなや、「テーマ性、映像、すべてが素晴らしい」「近未来の話なのにリアル」「大傑作。特別な作品になった」と熱量の高い口コミが広がり、ロングラン上映となった。

また高崎映画祭や、アジア・フィルム・アワードなど国内外で新人賞を数々受賞し注目を集めてきた。

4月30日より公開が始まった韓国では、初日に観客動員数が1万人を突破。並みいる大作とともに初登場9位にランクインするなど驚異的な順位を叩き出し、その勢いはとどまることなく公開からわずか1ヵ月で10万人を突破した。

韓国で本作を配給しているJINJIN Picturesによると、2019年以降の実写邦画では『今夜、世界からこの恋が消えても』(22年)『怪物』(23年)『PERFECT DAYS』(23年)『余命10年』(22年)に次ぐ第5位、今年公開した実写邦画ではリバイバル上映中の『Love Letter』を抑え1位に躍り出るなど異例のヒットを記録している、という。

主人公のユウタとコウを演じた栗原颯人と日高由起刀はSNS上で「じゃがバター」と呼ばれ親しまれるなど20代女性を中心に熱狂的なファンを獲得。

キャスト人気に加え、本作で描かれている近未来の社会のリアルさが話題を集め、若者人気にとどまらず、これまでに見たことのない青春映画として幅広い層にまでその熱量は広がり続けている。

日本での凱旋上映は1週間限定、新宿ピカデリーにて英語字幕付きで上映される。

また7月6日には空音央監督の舞台挨拶が行われる予定だ。

『HAPPYEND』は2025年7月4日~7月10日まで、1週間限定上映。