曽田陵介、平和と青春の物語に手応え「等身大で演じました」 初主演作 『惑星ラブソング』舞台挨拶
#チェイス・ジーグラー#八嶋智人#惑星ラブソング#映画#時川英之#曽田陵介#秋田汐梨
戦後80年——美しい広島で描かれる心揺さぶる約束の旅
『惑星ラブソング』の全国公開に先駆け、東京特別上映会が開催され、主人公・モッチ役で本作が映画初主演となる曽田陵介、モッチの幼なじみ・アヤカを演じた秋田汐梨、謎めいたアメリカ人観光客ジョン役のチェイス・ジーグラー、UFO博士役の八嶋智人、そして時川英之監督が登壇。広島での大ヒットを受け、全国公開に向けて熱い意気込みを語った。
・曽田陵介の映画初主演作に、FANTASTICS佐藤大樹が友情出演!『惑星ラブソング』のポスタービジュアル&新規場面写真解禁
登壇したキャストたちはまず、来場者への感謝を口々に述べた。ロサンゼルスを拠点に活動するチェイス・ジーグラーは通訳を伴いつつも、最初のひと言は「私はチェイス・ジーグラーです。はじめまして」と日本語で挨拶し、温かい拍手が送られた。その直後、八嶋がチェイスを真似て、「ワタシハ、UFOハカセデス。ミルマエダカラ、イロンナコトイエナイデスガ、キョウハ、ヨロシクオネガイシマス!」と片言の日本語でコメントし、会場の笑いを誘った。
東京での初上映となったこの日、率直な感想を聞かれた曽田は、「今作が初主演で、座長をやらせていただいて、広島の方やスタッフ、キャストの方々、皆さんと作った作品がこうやって東京で上映されるのは本当に嬉しく思います」と喜びを語った。
秋田は、「撮影したのが昨年の3月で広島の映画祭でも昨年から上映されていたりしてやっと東京で皆さんに見ていただけるので、ついにこの時が来たなって感じがします」と高揚感をにじませた。
チェイスは、「うれしいです!!」と練習したという日本語で喜びを伝えたうえで、「東京に来れて、すごく嬉しい気持ちです。東京での上映までに時間もかかったので、これからもっといろんな方に見ていただくのが本当に楽しみです」とコメント。
八嶋は、「広島と広島以外の人がこの映画を見るのは少し感覚が違うのかな?と思っています。広島の方々からは先行で上映していて、見て良かったなという感想をいただいているので、東京や全国の方がこの映画を見て、平和というものをどういう風に考えてその未来に繋げていくのかを、この映画を基に皆さんが宣伝して育てていっていただけたら嬉しいです」と作品への想いを語った。
時川監督は、「僕は広島生まれ、広島育ちで東京でも長く暮らして、ここ10年ぐらいは広島に住んでいるんですが、僕たちが知っている平和についてのことなどを盛り込んだりして作りました。この作品が問われるのは広島から外に出た時だと思うので、今も国際映画祭にも入ったりして、海外の人にも響いていると思うので、しっかり押し出していきたいです」と力強く語った。
自身が演じた役について問われた曽田は、「モッチという、やりたいことがなかなか見つからずに悶々としている大学生を演じさせていただいて、僕も大学4年間広島で過ごしていて、やりたいことがあんまりなかったんです。就職して何の仕事に就いて…一生やっていける仕事ってなんだろうとか、先の決まっていない未来を考えるのが苦手なので。でもこの仕事もそっか…」と振り返ると、八嶋が「どういうこと? 見逃さないよ(笑)」とツッコミ。曽田は「大学の時に就活していた時期に、この仕事でいいのかなと考えていたので、多分モッチも同じことを考えていて、そこで僕にはちょっとできないってあきらめたりするところが似ているので、等身大で演じました!」と明かした。
秋田は、「アヤカは海外留学を目標に持っていて、その目標に突っ走っていてモッチや周りも巻き込みながらそこに向かって走っている女の子です。天真爛漫でハツラツとしていた女性で私も似ているなってところがあります。私がこのお仕事を始めたきっかけがモデルなんですが、この雑誌のモデルになりたいと思ってオーディションを受けても落ちてしまって、次の年にもう1回受けてそこで受かって今があるので夢に向かって諦めずに突っ走るのは似ていると思いました」と、自身の経験を重ねて語った。
チェイスは、「ジョンはミステリアスな人です。映画を見るまでお楽しみの方にしていただいて、アメリカ人で日本を旅していて、その先に何があるのか映画を通して見ていただけたら嬉しいです」と役の魅力を語った。
八嶋は、「UFO博士で、僕だけ役名がありません(笑)。純粋な男であるということは伝えておきたいです。あとは、映画の中でいくつか演説をしたりするシーンがあるんですが、あれは全てアドリブです! なので、ちゃんと見ておいてください。すごい頑張ったんだなって思ってください」とユーモアを交えてアピールした。
撮影中の思い出として曽田が「八嶋さんがごはんに連れて行ってくださって!」と話すと、八嶋は「そういうのいいね、もっと!」とすかさず反応。会場は笑いに包まれた。
さらに八嶋は、「私が14年くらい広島で番組(『そ~だったのかンパニー』テレビ新広島ほか放送)をやっていまして、月に1回広島に行くので知り合いのお店などあるので、せっかくだからみんなでいきました。時川監督は台本にないことを『ちょっと、やってみて!』とか軽はずみで現場で言う時があるので、そのためにはコミュニケーションとっておいた方がいいかなって思ってみんなでご飯に行きました」と、その理由を明かした。
英語を使う役を演じた秋田は、英語について「英語は話せないです」と告白。広島弁についても、「広島弁も、関西出身だからか方言になじみがあるからか、そんなに苦戦しませんでした」と振り返った。時川監督は、「広島弁は難しいんですが、(方便士の方の録音を)聞いてすぐコピーできるし、英語も、見てもらえればわかりますが、まるで喋っている人のようでした。耳がすごく良いんだと思います」と高く評価した。
ポスタービジュアルが星を見上げる構図であることにちなみ、「もしも願いが1つ叶うなら、何を叶えたいですか?」との問いに、曽田は「この映画がヒットして、僕が賞をとったり」と回答。八嶋がすかさず「僕が! みんなじゃなくて(笑)」とツッコミを入れ、笑いを誘った。
その後、秋田は改めて「家族みんなで住みたいです」と語り、一人暮らしをしている今、両親と姉と4人で再び暮らしたいという願いを明かした。
最後に曽田は、「本作は平和が大きなテーマとなっていますが、恋愛やコメディなどいろんな要素が入っているので、いろんな視点から楽しめます。平和を知る入り口として、あまり構えずに見ていただけたら嬉しいです。楽しんでください!本日は、ありがとうございました」と挨拶し、舞台挨拶は幕を下ろした。
『惑星ラブソング』は2025年6月13日より全国公開。
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
【キャスト登壇】『キャンドルスティック』ジャパンプレミアに10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2025.06.09 -
『秋が来るとき』特別一般試写会に10組20名様をご招待!
応募終了: 2025.05.22