ウディ・アレン元養女、22年前の性的虐待の過去を告白。アレン側は一貫して否定

ウディ・アレンがかつてミア・ファローと交際していたときに養女だった女性が、7歳だった22年前にアレンから性的虐待を受けていたことを公開書簡で明らかにした。

ウディ・アレンが、映画作りの苦労を語った

この件はアレンが1992年にファローと破局した際にも明るみに出たが、虐待を受けた本人であるディラン・ファローさんが公に語ったのはこれが初めて。ニューヨーク・タイムズ紙に寄せた書簡で彼女はこう綴った。

「あなたの好きなウディ・アレンの映画は何ですか? 答える前に、あなたには知っておくべきことがあります。私は7歳でした。ウディ・アレンは私の手をとり、わが家の2階にあるクローゼットのような屋根裏に連れていきました。そこで腹ばいになって私の兄のおもちゃの電車で遊ぶように言いました。そして私を性的に襲ったのです。虐待をしているとき、彼は私に『いい子だ』とささやき、このことは2人の秘密で、一緒にパリに行って彼の映画に出演させると言いました」

ディランさんが20年以上のときを経て、つらい記憶を公表すると決意したのは、アレン監督が1月のゴールデン・グローブ賞で長年の映画界への貢献を讃える功労賞「セシル・B・デミル賞」を受賞したのがきっかけになったという。彼女は「ウディ・アレンは、私たちの社会が性的虐待の被害者を見捨てていることの生きた証拠です」と断じている。アレンは虐待について一貫して否定している。

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