カンヌ映画祭が開幕! ブルース・ウィルスらが『ムーンライズ・キングダム』で会見

ブルース・ウィリス(中央)、ビル・マーレイ(右端)、エドワート・ノートン(右から2番目)らが登壇
(C) KAZUKO WAKAYAMA
ブルース・ウィリス(中央)、ビル・マーレイ(右端)、エドワート・ノートン(右から2番目)らが登壇
(C) KAZUKO WAKAYAMA

現地時間5月16日に開幕した第65回カンヌ国際映画祭で、オープニング作品とコンペティション部門の正式出品作に選ばれた『ムーンライズ・キングダム』の記者会見が行われた。

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ブルース・ウィリス、ビル・マーレイ、エドワート・ノートンといった豪華俳優の共演も話題の本作は、60年代の清純なニューイングランド島を舞台に、一風変わった12歳の少年少女が企てる秘密の逃避行と、彼らを探す保安官(ブルース・ウィルス)、ソーシャル・ワーカー(ティルダ・スウィントン)、少女の両親(ビル・マーレイ&フランシス・マクドーマンド)らの姿が描かれていく作品。

メガホンを取ったのは、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01年)のウェス・アンダーソン監督で、会見では「いつも心がけていることだけれども、子どもの頃に楽しかったこと、感じたことを映画にしようと思った。僕の場合はこの映画のような女の子との恋はなかったけど、この作品には『こんな子ども時代を過ごせたらいいな』という願望を込めた」とコメント。

そんな監督についてウィリスは「一緒に仕事ができたのは光栄。自分が今まで演じたことがないような役柄だったので、とても新鮮だった。この映画は愛に関しての映画だ。みんなも愛が必要だろ?」と話すと、ノートンも「素晴らしい群像劇を作る監督。どの俳優も出演したいと思っている彼の映画に出演することが夢だったので、実現できてとても嬉しく思う」と語っていた。

一方、アンダーソン監督作に何本か出演しているマーレイは「今回もまた個性的な俳優たちを取り揃えて素晴らしいと思った。ティルダの役はまるでモンスターのように怖かった。今だかつて、こんなに撮影中に笑ったことはなかったよ」と語ると、「こういった低賃金で長時間、撮影にかかるアートハウスの映画を監督と一緒に作ることをとても嬉しく感じているんだ。そのために、ほかの映画でたくさん頑張ってもうけているんだから」と話し、笑いを誘っていた。

『ムーンライズ・キングダム』は2013年春、公開予定だ。

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