臓器売買など社会の暗部を描いた江口洋介主演作『闇の子供たち』が大ヒット中!

『血と骨』の梁石日(ヤンソギル)の同名小説を映画化した『闇の子供たち』。主演の江口洋介をはじめ、宮崎あおい、妻夫木聡らの豪華キャストでも話題となった作品だ。臓器や幼児売買といった深刻すぎるテーマを扱っているため、業界内では、秀作ながらもヒットは難しいのではないかと見られていたが、予想を見事に覆し、現在大ヒット中だという。

8月2日に封切られて以来、観客動員数は尻上がりで上昇。高校生・大学生グループからシニア世代まで老若男女を問わない幅広い層から支持され、「weeklyぴあ」誌の出口調査では、粒ぞろいの夏休み映画の中で観客満足度第1位に。9月2日時点の興行収入は約1億1500万円を記録している。

さらに、公開直前までは販売部数12万1000部だった原作「闇の子供たち」(幻冬舎文庫)は、映画の公開により売り上げを伸ばし、現在19刷まで増刷され、32万1000部となっている。

今も客足は衰えることなく、8月25日時点で全国11館だった上映劇場数は拡大する一方。30日からは新宿ミラノ、WMC板橋ほかでも上映が始まり、有楽町スバル座では立ち見も出る好調ぶり。すでに全国60館での上映が決定しているという。

『闇の子供たち』(シネマライズほかにて全国公開中)

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