壇蜜の大ブレイクに石井監督「今ではテレビもネットも壇蜜だらけ」/『甘い鞭』初日

壇蜜
壇蜜
壇蜜
左から壇蜜、間宮夕貴、大石圭(原作者)、石井隆監督
間宮夕貴
石井隆監督

壇蜜が17年前の夏に拉致監禁されたトラウマで、昼は女医、夜はM嬢という二重生活を送る主人公の奈緒子を演じた話題作『甘い鞭』。この映画の初日舞台挨拶が9月21日に丸の内TOEIで行なわれ、壇蜜、間宮夕貴、石井隆監督、大石圭(原作者)が登壇した。

[動画]『甘い鞭』予告編

本作で、鞭で打たれるなどハードなSMプレイをこなした壇蜜は「カメラマンさんたちが汗水を垂らしながらギリギリの状態でやっている姿が励みになった。女王様役の屋敷(紘子)さんは私よりも5倍は暑かったはず。そんな女王様の汗を見て、裸の私の方が楽なんじゃないかと思ったくらい」と一緒に頑張ったスタッフ・キャストに配慮したコメント。

そんな壇蜜について石井監督は「“壇蜜”を脱ぐまで、絶対にOKは出さないぞとNGばかりを出していたときがあったけれど、それがいきなり豹変した。敵に囲まれた壇蜜という侍が刀を下ろして捨て身になった、そんな瞬間がありました」と、壇蜜が女優として成長していったことを話した。

一方、壇蜜演じる奈緒子の高校生時代を演じた間宮は「原作を読んだときは、いっぱいケガをするんだろうなと思ったけれど、ケガだらけでしたね」と苦笑い。それでも「(自身が演じた)この女性好きだなと思える部分もあって、自分が男性だったらもっと愛していたと思う」と役柄への共感を語りかけていた。

原作の大石は「壇蜜さんは髪の毛を掴まれて引きずられて、ハイヒールで転んで捻挫して」とハードな役柄に恐縮しきり。間宮についても「こんなに可愛いのに、顔は腫れているし、服もほとんど着ていなかった。僕のせいでスイマセン」と頭をかいていた。

また石井監督は1年前に行われた撮影を振り返り「女優としてのステップになればと思ったけれど、今ではテレビもネットも壇蜜だらけ。とんでもなく高いところに行ってしまった」と壇蜜の急激なブレイクに戸惑ったことを明かすと、「出演したことを拒否する人かなと思って心配したけど、こうやって出てきてくれ、映画を公開することもできた。本当にありがとうございます」と最敬礼でお礼。当の壇蜜は艶やか、かつ静かに微笑んでいた。

この日の壇蜜は観客全員に飴玉をサプライズプレゼントする場面も。昨年11月に公開された初主演映画『私の奴隷になりなさい』の初日舞台挨拶で脱ぎたてパンティを観客にプレゼントしたこともあり、今回はタイトルにちなんで「鞭があるということは、飴もあった方がいいのではと昨日の4時半に思いついて、ドンキホーテに行きました」と説明。さらに舞台挨拶にかけつけてくれた観客には「3連休の真っ昼間からこんな重いものを見て……もう!」と壇蜜らしいお礼の言葉を投げかけていた。

『甘い鞭』丸の内TOEIほかにて全国公開中。

【関連記事】
『甘い鞭』壇蜜インタビュー
演技は向いてない? 壇蜜が『半沢直樹』引き合いに自虐トークを展開
[動画]壇蜜/『甘い鞭』公開記念&メイキングDVD発売記念 トークイベント
エロスの女神・壇蜜と人気グラドル・間宮夕貴が競演! 密着メイキングDVDを今夏発売