引く手あまたの奈緒、爽やかな不倫相手を好演
黒木華と柄本佑が夫婦役でW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』が9月10日に公開される。このたび、漫画家・佐和子(黒木)の担当編集者で、その夫(柄本)と不倫相手となる千佳を演じる奈緒の場面写真とメイキング写真が公開された。
公開された場面写真は、フィアットに乗って笑顔でやってくる担当編集者・千佳の朗らかな性格を写し出している。
奈緒は今年だけでも7本の出演映画が公開予定のほか、今春には舞台「DOORS」で主演を務め好評を博すなど、様々な分野でひっぱりだこの若手演技派女優。堀江貴大監督は今回の起用について、「奈緒さんは爽やかであっけらかんとした雰囲気を持っている。”爽やかな不倫モノ”にぴったりの“不倫相手”を演じられるのでは? と思い、オファーしました」と意図を明かす。
確かに、千佳のキラキラとした笑顔が不倫モノに多くみられるドロドロを感じさせない一因になっているのは間違いなさそう。「佐和子も不倫をしているのか? 自分の不倫はバレているのか?」と佐和子の描くリアルな漫画に追い詰められていく俊夫とは正反対に、動揺するどころか「面白い! これは連載いけますよ!」と目を輝かせ、傑作誕生に心弾ませる千佳のやり取りには、思わずクスッと笑ってしまう。
また、真夏に行われた撮影場面を捉えたメイキング写真は、スタッフが帽子にマスク姿で格闘する中、奈緒が爽やかな笑顔で対応していることをがうかがわせる。
奈緒は撮影当時を振り返り、「真夏の蒸し暑さの中、笑いの絶えない穏やかな現場でした。待ち時間、皆で亀を眺めていた時間は故郷に帰ってきたような懐かしさがあり、とても印象的でした」と語る。
恐怖と嫉妬に怯える柄本佑と堂々たる女性陣
本作品は、オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ作品の映画化。
結婚5年目の夏を迎えた漫画家の佐和子は、新作のテーマに「不倫」を選択。 佐和子の担当編集者・千佳と不倫をしていた俊夫は、そこに自分たちとよく似た夫婦の姿が描かれていることから、「もしかしたらバレたかもしれない」と精神的に追い詰められていく。やがて漫画は、佐和子と自動車教習所の若い先生(金子大地)の淡い恋へ急展開。この漫画は、創作? 妄想? 復讐!? 恐怖と嫉妬に怯える俊夫は、現実と漫画中の世界の境界が曖昧になっていく……。
『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日に公開される。
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