初日の提案で役柄を標準語から関西弁に変更した秘話も
北村匠海を主演、出口夏希をヒロインに迎え、三秋縋の人気小説を実写映画化する『君の話』の追加キャストが解禁。北村演じる主人公・千尋の記憶をつなぐ人物として、佐野晶哉(Aぇ! group)、宮﨑優、原田泰造が出演することが明らかになった。
・北村匠海×出口夏希、“偽物の記憶”から始まる純愛 三秋縋『君の話』実写映画化決定
本作は、2018年7月の刊行以来、重版を重ねてきた三秋縋の同名人気小説を実写映画化した純愛ラブストーリー。脚本を『恋せぬふたり』、NHK連続テレビ小説『虎に翼』の吉田恵里香、監督を『やがて海へと届く』(22年)、ABEMAオリジナル連続ドラマ『わかっていても the shapes of love』の中川龍太郎が務める。
孤独に生きる大学生・千尋は、不幸な過去を忘れるため、記憶を消す治療を受ける。しかし目覚めた彼の中には、消えるはずだった記憶に加え、会ったこともない幼なじみ・灯花との初恋の思い出が残されていた。
作られた記憶の中にしか存在しないはずの灯花は、いつしか千尋にとって忘れられない存在となっていく。そんなある日、灯花が現実世界に姿を現す。彼女はいったい何者なのか。そして、2人をつなぐ記憶は本物なのか、それとも嘘なのか――。
北村匠海演じる千尋と同じ大学に通う学生・江森役を務めるのは、Aぇ! groupの佐野晶哉。連続テレビ小説『風、薫る』や映画『か「」く「」し「」ご「」と「』(25年)などに出演し、山時聡真とのダブル主演ドラマ『もうええわ』も控える。明るく陽気で、大学でも自然と人が集まる人気者の江森は、教室の隅で一人過ごす千尋を気にかけ、交流を重ねるうちに親友となる。しかし、そんな江森も“記憶”をめぐるある事情を抱えていた。
千尋の地元の弁当屋で働く高校時代の同級生・桐本役には、宮﨑優。ドラマ『高嶺と花』で俳優デビューし、近年ではNetflixシリーズ『グラスハート』でヒロインを演じた。幼いころから千尋を知る桐本は、記憶の中に突然現れた灯花の正体を探るため訪ねてきた千尋に寄り添い、その手助けをする。千尋の記憶にまつわる手がかりを握る存在であり、彼への淡い恋心も抱いている。
そして、千尋の父親役を演じるのは原田泰造。働かず、酒とギャンブルが原因で妻と別れ、一人で暮らしている自堕落な父親だ。過去の記憶を探るため、久しぶりに実家へ戻ってきた千尋と再会し、彼自身もまた“記憶”をめぐる数奇な運命をたどることになる。
撮影現場でのインタビューで、佐野は「本当にこの作品でこの人たちに出会えて良かったと心の底から思っています」と撮影を振り返った。中でも主演・北村との出会いについては、「同世代でついていきたいと思わせてくれる存在に初めて出会えたと感じています。撮影中に何度かご飯にも行って、とにかくたくさん話しました。今まで誰にも相談していなかったようなことも話したりして。現場の空気の作り方や、後輩との接し方だったり、『こうなりたいな』と思う先輩でした」と語り、撮影を通して親交を深めたことを明かした。
また、本作については「めちゃめちゃいい作品です! 江森として、千尋の親友として、千尋と灯花という2人を見つめてきて、とんでもない作品になってるんやろうなと確信しているので、ぜひ映画館でこの作品を楽しんでいただけたらと思います」と期待を寄せた。
宮﨑は「初めての役どころで、主人公との関係値など難しいなと感じていて、(中略)今までにないような繊細な演技をするシーンがあり、演技の勉強にもなりましたし、俳優としてすごく価値のある時間だったなと感じています」と撮影を振り返った。
中川監督や撮影現場の印象については、「今回初めてご一緒させていただきましたが、チャーミングでとても熱量の高い方です。細かいことでも相談できる存在で、とても頼り甲斐のある監督でした。ピリピリしている瞬間が一度もない現場で、監督の優しい雰囲気が滲み出ているような現場でした」と語った。
さらに、本作を楽しみにしている観客に向けて、「見る回数を重ねるごとに違う楽しみ方がある作品だと思うので、ぜひ何度も劇場で見てたくさん見て、『こうじゃないか?』『いや、ああじゃないかな?』とか考察していただけると嬉しいです」とメッセージを寄せた。
また、本作は10月26日から11月4日まで開催される第39回東京国際映画祭の「ガラ・セレクション部門」への公式出品も決定。同部門では、世界の国際映画祭で注目を集めた話題作や邦画大作の最新作などが上映される。
■佐野晶哉(Aぇ! group)
──2ヵ月間の撮影振り返っていかがでしたか?
本当にこの作品でこの人たちに出会えて良かったと心の底から思っています。匠海くんに関しては、同世代でついていきたいと思わせてくれる存在に初めて出会えたと感じています。自分の過去を見つめながら撮影したシーンもあって、江森としてだけでなく、自分としてもスッキリするものがありました。この役を通して、佐野晶哉としても一つ成長できたような気がしています。
──撮影中に印象に残っているエピソードを教えてください。
元々標準語を話す役だったのですが、初日に匠海くんが「一回関西弁でやってみたら?」と提案してくださって、監督もそれにOKを出してくれて。そこから僕自身もとてもやりやすくなったし、それによって江森の魅力を深めることができたと感じています。
──北村匠海さんの印象は?
撮影中に何度かご飯にも行って、とにかくたくさん話しました。今まで誰にも相談していなかったようなことも話したりして。
現場でも、俺が困ってる時にはそっと近づいて来てくれて、何かアドバイスするわけでもなく、それでも気づいた正解の方向に導いてくれるような。現場の空気の作り方や、後輩との接し方だったり、「こうなりたいな」と思う先輩でした。
──本作を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。
めちゃめちゃいい作品です! 江森として、千尋の親友として、千尋と灯花という2人を見つめてきて、とんでもない作品になってるんやろうなと確信しているので、ぜひ映画館でこの作品を楽しんでいただけたらと思います。
■宮﨑優
──2ヵ月間の撮影振り返っていかがでしたか?
初めての役どころで、主人公との関係値など難しいなと感じていて、クランクインの時はすごく不安だったのですが、とにかく皆さんが優しかったので、すぐに現場に馴染むことができました。今までにないような繊細な演技をするシーンがあり、演技の勉強にもなりましたし、俳優としてすごく価値のある時間だったなと感じています。
──中川監督、中川組の印象は?
今回初めてご一緒させていただきましたが、チャーミングでとても熱量の高い方です。細かいことでも相談できる存在で、とても頼り甲斐のある監督でした。ピリピリしている瞬間が一度もない現場で、監督の優しい雰囲気が滲み出ているような現場でした。
──北村さんの印象は?
私の役が要所要所で登場する役だったのですが、シーンの繋がりとか感情の変化の表現について悩んでいる時に、「こういう風に思ってるんじゃないかな」と、ふわっとアドバイスをくださることが何度もありました。さりげない優しさでまわりを和ませてくれる方だと感じました。
──本作を楽しみにされている⽅へメッセージをお願いします。
キャストの皆さん、スタッフの皆さんと、すごく密にたくさんお話ししながら一生懸命撮影に挑んだ作品です。見る回数を重ねるごとに違う楽しみ方がある作品だと思うので、ぜひ何度も劇場で見てたくさん見て、「こうじゃないか?」「いや、ああじゃないかな?」とか考察していただけると嬉しいです。
『君の話』は2026年11月27日より全国公開。
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