志尊淳、未解決誘拐事件の“沈黙の被害者”に 『存在のすべてを』謎の天才写実画家役で出演

#存在のすべてを#志尊淳#瀬々敬久#西島秀俊

『存在のすべてを』
(C)2027「存在のすべてを」製作委員会 (C)塩田武士/朝日新聞出
『存在のすべてを』
『存在のすべてを』

初挑戦の写実画を猛練習「必死にもがきました」

西島秀俊が主演を務める瀬々敬久監督の最新作『存在のすべてを』に、志尊淳の出演が決定。未解決誘拐事件の“沈黙の被害者”であり、謎に包まれた“天才写実画家”でもある内藤亮を演じる。あわせて、志尊演じる内藤のソロカットも解禁された。

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本作は、第9回渡辺淳一文学賞を受賞し、「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10第1位、2024年本屋大賞第3位に輝くなど高い評価を集めた塩田武士の同名小説を映画化したミステリー。1991年に発生し、未解決のまま時効を迎えた前代未聞の「二児同時誘拐事件」に隠された闇と、切なくも衝撃的な真実を描く。

監督を務めるのは、『64‐ロクヨン‐』(16年)『ラーゲリより愛を込めて』(22年)など数々の作品を手掛けてきた瀬々敬久。主演には、『ドライブ・マイ・カー』(21年)で第45回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した西島秀俊、共演には、『三度目の殺人』(17年)で第41回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した広瀬すずが名を連ねる。さらに、仲村トオル、斎藤工、青柳翔、光石研、永島敏行、奥田瑛二ら実力派キャストが集結した。

『存在のすべてを』

今回、彗星のごとく美術界に現れた謎の写実画家であり、未解決誘拐事件の被害者として物語の核心を握る内藤亮役を、志尊淳が演じることが発表された。

志尊は、2018年に文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門「放送個人賞」、2019年にエランドール賞「新人賞」、第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞「主演男優賞」などを受賞。作品ごとに徹底した役作りに臨み、幅広いジャンルでさまざまな役柄を演じてきた。

本作で演じる内藤亮は、圧倒的な画力を持つ天才写実画家。しかし、その正体は30年前に起きた未解決の「二児同時誘拐事件」の被害者だった。4歳のときに何者かに誘拐された亮は、3年後に無事、祖父母のもとへ戻ってくるが、消息不明だった“空白の3年間”について何も語らないまま生きてきた。

志尊は、事件の真相を握りながら沈黙を続ける被害者という影を背負った亮を演じるとともに、写真を超えるほどのリアリティで対象を描く現代写実画家としての説得力も求められる難役に挑戦。さらに、広瀬すず演じる同級生と心を通わせる高校時代の亮も演じ分ける。

「監督に食らいついていくという熱量」を持って、初めての瀬々監督作品に臨んだ志尊。画家を演じるにあたり、本作への絵画提供・監修を担当する現代写実画家・大畑稔浩のもとで、写実の技法を学んだ。

「初挑戦した写実画は、テクニックはもちろん、それ以上に本作のテーマにも通じる『写実画を通じて何を表現するか』を、役として咀嚼していきました。非常に奥深い世界ですが、役に説得力を持たせるためひたすら練習し、必死にもがきました」と、技術だけでなく、その先にある美術家としての覚悟まで意識しながら練習したことを明かす。

また、寡黙な高校時代と、写実画家として活動する36歳の亮を演じたことについて、「演じる上では、月日を経た変化や描かれない空白の期間をどう構築するかを悩み抜きました」「特に『沈黙』を体現する高校時代については、立ち姿やふとした仕草、独特の間合いなど、言葉に頼らない表現を徹底的に追求し、目に見えない空気感を作り上げました」と、役作りについて語っている。

解禁されたソロカットには、自然光が差し込む室内で腰かける亮の姿が。背後にはイーゼルとキャンバスが置かれ、抑えた表情からは多くを語らない彼の佇まいが伝わってくる。“空白の3年間”について誰にも語らなかった幼少期から、強い意志と孤独を胸に長い年月を過ごしてきた亮の人物像を感じさせる一枚だ。

写真には写らない「時間」や「感情」、「関係性」までも描き込むといわれる写実画。美術界で注目を集める内藤亮は、画家として何を見つめ、キャンバスに何を描こうとしているのか。主人公・門田が追う未解決誘拐事件の真相とともに、物語への想像をかき立てるビジュアルとなっている。

アクションからコメディ、シリアスまで幅広い作品で活躍してきた志尊淳が、物語の核心を握る内藤亮をどのように演じるのか注目される。

■志尊淳/内藤亮

以前から拝見していた瀬々監督の作品に参加できる喜びを胸に、自分にできることを追求して臨みました。情に厚く、現場の先頭を走る監督に食らいついていくぞ、という熱量を持てるのは瀬々組ならではの魅力です。

初挑戦した写実画は、テクニックはもちろん、それ以上に本作のテーマにも通じる「写実画を通じて何を表現するか」を、役として咀嚼していきました。非常に奥深い世界ですが、役に説得力を持たせるためひたすら練習し、必死にもがきました。

演じる上では、月日を経た変化や描かれない空白の期間をどう構築するかを悩み抜きました。特に『沈黙』を体現する高校時代については、立ち姿やふとした仕草、独特の間合いなど、言葉に頼らない表現を徹底的に追求し、目に見えない空気感を作り上げました。

見る人や着眼点によって、捉え方が大きく変わる作品だと思います。ぜひ劇場でこの世界を体感してください。

『存在のすべてを』は2027年2月5日より全国公開。

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