市川團十郎&新之助 親子の襲名を追う『襲名』、三池崇史監督とヴェネチア国際映画祭へ

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『襲名』
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『襲名』
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歌舞伎の歴史的瞬間を捉えた作品が世界三大映画祭で上映

市川團十郎×三池崇史監督初ドキュメンタリー映画『襲名』が、世界三大映画祭の一つである第83回ヴェネチア国際映画祭(現地時間9月2日~12日)のアウト・オブ・コンペティション部門に選出された。同部門は、最高賞を競うコンペティション部門とは異なり、実績ある巨匠の最新作や、賞レースの枠を超えて高く評価された注目作が招待される部門となる。

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本作は、360年続く歌舞伎界の名門・市川家に受け継がれる最大の節目「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」を真正面から捉え、市川團十郎白猿と息子・市川新之助による親子同時襲名披露公演の舞台裏、そしてコロナ禍による約2年半の延期を乗り越えて実現した歴史的瞬間を記録したドキュメンタリー作品だ。

また、海外では『殺し屋1』(01年)や『十三人の刺客』(10年)などで知られ、世界中に熱狂的なファンを持つ“バイオレンスとフィクションの巨匠”三池崇史監督が初めて手がけたドキュメンタリー作品でもある。日本の伝統芸能・歌舞伎における名跡継承という、極めて私的でありながら公共性も併せ持つ瞬間を3年以上にわたって追い続け、市川團十郎の姿を通して「継承」と「個」の葛藤を描き出している。

三池監督とヴェネチア国際映画祭の縁は深く、『IZO』(04年)や『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(07年)など、これまで数々の作品が選出され、話題を呼んできた。2010年には、『十三人の刺客』がコンペティション部門、『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(10年)がアウト・オブ・コンペティション部門に選出。さらに、旧作『ゼブラーマン』(04年)も招待され、前代未聞となる3作品の同時公式上映が行われた。今回、三池監督にとっては、2010年以来16年ぶりとなるヴェネチア国際映画祭への正式出品となる。

市川團十郎にとっては、主演作『利休にたずねよ』(13年)が最優秀芸術貢献賞を受賞した第37回モントリオール世界映画祭以来、出演作が国際映画祭に出品されるのは2度目となる。

ファン向けの記録映像や文化紹介にとどまらず、十三代目市川團十郎白猿が抱える葛藤を描いた普遍的な人間ドラマとして、世界に通用する作品であると評価された本作。「日本の伝統芸能・歌舞伎(市川團十郎)×現代アート(村上隆)×映画界の鬼才(三池崇史)」という、日本が世界に誇るトップクリエイターたちの魂の結晶が、世界中から目の肥えた観客やジャーナリストが集う第83回ヴェネチア国際映画祭で上映される。

『襲名』

■三池崇史監督

お久しぶり、ヴェネツィア。『襲名』をお招きいただき光栄です。この映画は、十三代目團十郎という男とその息子の記録。その個性的な人間性と洗練された芸に心を震わせていただきたい。過度な演出と感動の押し売りを避けた人間賛歌ドキュメントです。では、劇場でお会いしましょう。血がいっぱい飛び散ったりしないので安心してお越しください。

『襲名』

■市川團十郎

この度は、映画『襲名』が第83回ヴェネチア国際映画祭に招待されたことを大変光栄に思います。

400年の歴史を持つ日本の伝統芸能である歌舞伎の襲名を描いた本作品がヴェネチアの方々にどのように受け止めていただけるのか、とても楽しみです。また、三池監督、息子の新之助とともにこの大きな舞台に参加できることに喜びを感じております。

『襲名』

■市川新之助

ヴェネチア国際映画祭への出品が決まったと聞いた時は、本当に驚きました。長い歴史のある映画祭で、この映画『襲名』を世界中の皆さんに見ていただけることをとても楽しみにしています。舞台はもちろん、毎日の稽古や家族の絆も感じながら見ていただけたらうれしいです。ぜひ現地にも行ってみたいですし、お父さんと街を歩いたり、おいしいご飯を食べたりできたらいいなと思っています。

『襲名』は2026年9月25日より全国公開。