『フューリー』監督インタビュー「この映画は従来の戦争映画とは違う」

左から、デヴィッド・エアー監督、ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ
左から、デヴィッド・エアー監督、ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ

ブラッド・ピットが主演と製作総指揮にあたった戦争アクション『フューリー』。この映画のメガホンをとるデヴィッド・エアー監督のインタビュー動画が到着した。

[動画]デヴィッド・エアー監督『フューリー』インタビュー

同監督は、元海軍で潜水艦乗組員という異色の経歴の持ち主。『U-571』(00年)や『トレーニング デイ』(01年)などの脚本家を経て、2005年に『バッド・タイム』で監督デビュー。脚本と監督をつとめた本作では、アカデミー賞ノミネートの声も囁かれている。

今回のインタビュー動画で、デヴィッド・エアー監督が強調するのは、「この映画は、従来の戦争映画とは違う。ノルマンディー上陸作戦やバルジの戦いなどアメリカ軍が参戦した有名なバトルを讃えるありふれた戦争映画とは違い、忘れられている部分、ナチス政権の最後の抵抗を描いている」と言う。

また、第二次大戦と現代の戦争の違いについては、「第二次大戦では、勝つか死ぬまで戦うか、さもなければ重症を負って帰されるかの戦争だった」と、第二次大戦に従軍した兵士たちがいかに過酷な状況下で戦っていたかを語り、『フューリー』に登場する5人の兵士たちは、日々の戦闘をやっとの思いで生き延び、疲弊し、死と隣り合わせの状況にありながらも、互いを信頼し合い、共に戦うことで生き抜こうとする。「これは、極限状況に置かれた男たちの物語だ。どんな時も共に過ごし、一瞬一瞬に命をかけながら、一時間、一日を生き延びようと戦っている」と話している。

『フューリー』は11月28日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開となる。

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