トム・クルーズ主演作最大のヒット!『トップガン マーヴェリック』2週間で40億興収に

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トム・クルーズ
『トップガン マーヴェリック』来日会見でのトム・クルーズ

アメコミとは違い、海外でも強いトムの人気

【興行トレンド】5月27日から公開された『トップガン マーヴェリック』。2週目の週末も好調な興行成績をキープしている。6月4日~5日の週末はアメリカで興収9000万ドルをあげ、6月5日時点の総興収は2億9600万ドル(約40億円)。『宇宙戦争』(2億3400万ドル)を上回り、早々とトム・クルーズ主演作最大のヒットとなった。

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世界的なスターのトムだが、アメリカで興収2億ドルを超えた主演作は4本しかない。年代順に並べると———

●00年『M:I-2』2億1500万ドル、年間3位
●05年『宇宙戦争』(2億3400万ドル)年間4位
●11年『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』2億900万ドル、年間7位
●18年『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』2億2000万ドル、年間8位

ちなみに86年『トップガン』は1億7700万ドルで年間1位、96年『ミッション:インポッシブル』は1億8100万ドルで年間興収3位。『トップガン』でスターとなったトムは05年『宇宙戦争』までは興行成績で年間トップ5に入るヒットを生みだしてきた。その後は『ミッション』シリーズが年間トップ10に入るヒットで、一時期よりアメリカでの興行パワーは下がったものの、人気を維持している。マーベル映画にDC映画とアメコミヒーロー映画がアメリカ映画界を席巻する中、『トップガン マーヴェリック』の大ヒットでトムはアメリカでの人気を再び押し上げたといえそう。

トムの興行パワーはアメリカ以外の海外にある。例えば『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の興収はアメリカが2億2000万ドル、アメリカ以外の海外が5億7100万ドルで、海外がアメリカ国内の約2.6倍だ。一方、アメコミヒーロー映画は『THE BATMAN-ザ・バットマン-』はアメリカ国内が3億6900万ドル、海外が4億100万ドル、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』はアメリカ国内が3億8900万ドル、海外が5億2200万ドル(6月5日時点)。『フォールアウト』のアメリカ国内の興収はアメコミ映画2本より1億ドル以上少ないものの、海外では逆に多くなっている。

『トップガン マーヴェリック』は6月5日時点でアメリカ国内が2億9600万ドル、海外が2億6200万ドル。今後の海外の伸びに注目したい(アメリカ海軍のパイロットが題材なので、アメリカ国内の興収が多くなる可能性もある)。

23年は『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』、24年は『PART TWO』の公開が予定されている。アメリカで興行パワーを増したトム。『ミッション』シリーズ初の連続上映となる『デッドレコニング』の興行成績にも期待したい。