退陣を発表した菅義偉首相の正体に迫るドキュメンタリー映画『パンケーキを毒見する』の興行収入が、週末9月4〜5日に、前週土日対比で144%と脅威的な伸びを見せ、ミニシアターランキング(興行通信社)で5位に再浮上したことが分かった。
・菅総理は「しょせんナンバー2」『パンケーキを毒見する』舞台あいさつ登壇者がメッタ斬り!
河村光庸プロデューサー「菅首相とはどういう政治家で何を考えているのか? ここに来て皆さんが知りたがった結果」興収好調の理由語る
菅首相は9月3日に退陣を電撃発表。自民党総裁選は9月17日公示、9月29日に投開票が行われ、衆議院選挙は任期満了後の11月との観測も出ている。これを受け、短命に終わった菅政権に再び注目が集まり、『パンケーキを毒見する』を見に映画館へ足を運ぶ人々が増えた格好だ。
興収は、公開6週目ながら前週土日対比144%の215万9130円(動員1658人)をマーク。総興収5600万円を突破した。今週末公開となったサロンシネマ(広島)、シネモンド(石川)では満席回が続出。メイン館の新宿ピカデリーでも前週比228%と大盛況。全国91劇場にて拡大公開されることが決定している(9月6日時点)。
本作のメガホンをとった内山雄人監督は「『パンケーキ 賞味期限切れか?』と主演降板によりネットで騒がれましたが、むしろ毒見には絶好のタイミングになってきたようです」と皮肉まじりのコメント。「毒見の『旬』が分かる舌の肥えたお客様…だからでしょうね。『全身全霊で』と何度も言い続けたコロナ対策がこのザマで…最後も『コロナ対策に専念』とは冗談にしか聞こえない。『史上最も不向きな総理』、その毒の成分…知りたいんでしょうね、皆さん」と語っている。
企画・製作を担当した河村光庸プロデューサーは「コロナ禍の混乱の中で行われたオリンピック・パラリンピックが終わり、これは一体何だったのか? と人々が思った時に、菅首相とはどういう政治家で何を考えているのか? ここに来て皆さんが知りたがった結果だと思う。ぜひ、劇場で確認してほしいです」とアピールしてる。
YouTubeチャンネル「共感シアター」では、9月10日20時30分より「大ヒット公開中に主演降板! どうする日本! 超激論スペシャル」と題したトークイベントも開催される。
■映画『パンケーキを毒見する』興収情報
・9/4(土):動員840人/興収108万6900円
・9/5(日):動員818人/興収107万2230円
・土日累計:動員1658人/興収215万9130円
・興行累計:動員4万2875人/興収 5648万2600円
(全国24館上映中/累計44館)
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