戦うことが、私の愛…。尾野真千子の迫真の演技に心揺さぶられる! 『茜色に焼かれる』本編映像解禁

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激しく切ない魂のドラマ、尾野真千子の新たな代表作に!

今の世相に正面から対峙し、もがきながらも懸命に生きようとする「母の生き方」を捉えた圧倒的な愛と希望の物語『茜色に焼かれる』が2021年5月21日より公開中だ。そんな本作から、本編映像が到着した。

この世界は、誰のためなのか分からないルールと、悪い冗談? と疑う様なことばかりであふれている。そんな弱者ほど生きにくいこの時代に翻弄されている一組の母子がいた。哀しみと怒りを心に秘めながらも、わが子への溢れんばかりの愛を抱えて気丈に振る舞う母。その母を気遣って日々の屈辱を耐え過ごす中学生の息子。困難に立ち向かう、その姿にはきっと誰もが心を揺さぶられ涙するだろう。これは、今日を生きる私たち自身の物語なのかもしれない。

・『フジコ』尾野真千子インタビュー

人間の内面に鋭く向き合ったのは、『舟を編む』(2013年)など、質の高い作品で今や日本映画界を牽引する石井裕也監督。多難の時代に逆風を受けながらも自身の信念の中でたくましく生きる母親・田中良子を演じるのは、尾野真千子。 2021年は『ヤクザと家族 The Family』『明日の食卓』と出演作の公開が続く、実力派女優、尾野の新たな代表作の誕生だ。

13歳の息子・純平を演じるのは『ミックス。』(2017年)でも存在感を見せつけた、次世代の注目株、和田庵。その純平が憧れを抱く良子の同僚・ケイには『あの頃。』(2021年)の新進女優・片山友希。そして、交通事故で命を落とす夫・陽一をオダギリジョー、良子とケイを見守る風俗店の店長を永瀬正敏が演じ、それぞれが確かな人間力を映し出している。

悪いことばかりのこの世界で母ちゃんも、僕も、生きて、生きる。

本編映像では、勝負に出る時は必ず“赤”を身に付けるという田中良子(尾野真千子)が、赤いワンピースに身を包み、公衆トイレの鏡で真っ赤な口紅を塗り直して静かに闘志をたぎらせているシーンから、はじまる。全身に赤を纏い、怒りを押し殺した表情の良子が向かった先とは――。

7年前、理不尽な交通事故で夫を亡くした母子。母の名前は田中良子。彼女は昔演劇をやっていた。中学生の息子・純平をひとりで育て、夫への賠償金は受け取らず、施設に入所している義父の面倒もみている。経営していたカフェはコロナ禍で破綻。花屋のバイトと夜の仕事の掛け持ちでも家計は苦しく、そのせいで息子はいじめにあっている。社会的弱者―それがなんだというのだ。そう、この全てが良子の人生を熱くしていくのだからー。はたして、彼女たちが最後の最後まで絶対に手放さなかったものとは?

『茜色に焼かれる』は2021年5月21日より公開中。

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