日本の未来をこの男に託していのか!? 菅首相の偉業や疑惑を徹底検証
菅政権の正体に迫るドキュメンタリー映画『パンケーキを毒見する』が2021年7月30日より全国公開が決定、特報が解禁となった! 本作は、日本アカデミー賞作品『新聞記者』(2019年)や東京国際映画祭作品賞(スプラッシュ部門)『 i-新聞記者ドキュメント-』(2019年)で官邸政治の闇に迫り、菅首相(当時官房長官)をウォッチしてきたスターサンズが制作。
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たたき上げ? 権力志向? 勝負師? 菅義偉首相の素顔に迫り、シニカルな鋭い視点で日本政治の現在を映し出す本作。世界が未曾有のコロナ禍に陥る中、日本ではGO TOキャンペーンの強行、ワクチン接種の遅れ、そして誰も責任を取ろうとしない東京五輪問題など、次々と難問が起きている。不祥事や失言がある度に繰り返される「全ての責任は私にあります」という菅首相セリフも聞き飽きた! 謝るが、何もしない。これが、激動の時代の舵取りを任された日本のリーダーなのか?
世間では、官房長官時代の「令和おじさん」や東京新聞記者・望月衣塑子氏との会見でのバトルで有名になった菅首相だが、政治家として彼がこれまでどのようなことを行い、何を考えているのかというのは意外に知られていない。秋田のイチゴ農家の出身で上京し、段ボール工場で働き、国会議員の秘書から横浜市議会議員、そして衆議院議員に。自民党では派閥に縛られず様々な人物を担ぎ上げ、勝負師、裏切り者と言われたこともあった。「世襲議員ではない叩き上げ」の首相の誕生ということもあり、“令和の田中角栄”と評されることも。
しかし、菅首相が就任してから、 携帯料金値下げ、ハンコ廃止、デジタル庁の新設など一般受けする政策を行う一方で、学術会議の任命拒否や中小企業改革など断行。安倍政権下では官房長官として独自に張り巡らせた情報網で、メディアをコントロールする影の支配者として君臨していただけに、いつの間にか日本中が彼の思惑どおりに管理・支配されるのではないかという不安がよぎる。
就任早々の大手メディアの政治担当記者とのパンケーキ懇談会はその第一歩なのか? と注目され「パンケーキを食べるかどうか?」にメディアの権力に対する姿勢が問われた。果たして、菅首相はいったい何を考えているのか? コロナ対策で国民の命を預けるに値する人物なのか?もしかしたら我々は、権力を行使したいだけの実体のない男に日本を預けてしまったのではないだろうか…。
パンケーキ政権の甘い罠とは? 日本の「変なところ」を考えるきっかけに
本作では、石破茂氏、江田憲司氏らの政治家、ジャーナリストや各界の専門家が、菅義偉という人物について、そして菅政権について語り尽くす。叩き上げの苦労人にして首相にまで登りつめたその実力、見た目からはわからない凄さや怖さ。菅首相のこれまでの国会答弁も徹底的に検証しながら、ポーカーフェイスの裏に何が隠れているのか探っていく。
だが本作は、いたずらに異議を唱えたり、スキャンダルを暴こうとする政治ドキュメンタリーではない。むしろ見る者にブラックユ ーモアや風刺アニメを愉しみつつ菅政権ひいては日本の「変なところ」を考えてもらえるような、バラエティ要素を盛り込んだ政治ドキュメンタリー映画となっている。
ふわふわで美味しそうなのに中身はスカスカな、まるでパンケーキのような菅政権を作ったのは果たして誰なのか? 劇場で目撃したい。
『パンケーキを毒見する』は2021年7月30日より公開。
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