負ければ汚職行為を問われて刑務所へ。生き馬の目を抜く苛烈な大統領選の裏側とは!?

#イ・ソンギュン#キングメーカー 大統領を作った男#ソル・ギョング#チョ・ウジン#ビョン・ソンヒョン#ユ・ジェミョン#韓国映画

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第15代韓国大統領・金大中の実話をベースにしたポリティカル・サスペンス

韓国が誇る名優ソル・ギョングと『パラサイト 半地下の家族』(19年)のイ・ソンギュンが共演し、第58回百想芸術大賞で最優秀男性演技賞、監督賞、男性助演賞の3冠受賞を果たした話題作『キングメーカー 大統領を作った男』が、8月12日より全国順次公開されることが決定。これに併せて本作の予告編が解禁された。

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最高権力の座をめざして政治家同士が激突し、負ければ汚職など不正行為を問われて刑務所入りになることもある韓国の大統領選。今年3月に実施され5年ぶりに政権交代となったことも記憶に新しいが、本作はまさに生き馬の目を抜く苛烈な大統領選を描き、韓国でも大きな話題になった。

しかも、本作で描かれるエピソードの多くは、日本とも縁の深い第15代韓国大統領、金大中(キム・デジュン)と彼の選挙参謀だった厳昌録(オム·チャンノク)の実話をベースにしており、「まさか!」と思うような展開も、現実にあったことに驚かされる。

解禁となった予告編の冒頭には、当選確率99%を約束する選挙コンサルタントの活躍を描いた「当確師」の著書がある小説家・真山仁の言葉が。「選挙にきれい事は不要! 勝てばいい、勝つしかない! 不正が正義を飲み込む不条理の渦の中で、我々は政治の神髄を見つけられるのか!!」。

その言葉を受けるがごとく、ソル・ギョング演じる国会議員キム・ウンボムに向かって、イ・ソンギュン演じるソ・チャンデが「国民だって? 奴らなど、手のひらで転がされる存在です」と言い切る場面から始まる。壮絶な裏側を予感させるなか、光の当たる表の存在として大統領を目指すキム・ウンボムは、5時間19分も演説をするほどの熱意と、「俺は何があってもウンボムを勝たせる」という天才参謀のソ・チャンデの手腕によって、選挙戦を打ち勝っていく。

しかし「勝つためなら親の位牌も売り飛ばす奴だ」と揶揄されるほど手段を選ばないチャンデのやり方に、ウンボムは「大事なのはどう勝つかではなく、何のために勝つのかだ」と伝え、2人の間に溝が生まれる。そこに、同じ野党のライバル キム・ヨンホ(ユ・ジェミョン)や、与党の選挙戦略家イ室長(チョ・ウジン)らの思惑も重なり、大統領を目指す闘いは苛烈を極めていく。

「未来の大統領を抱きしめても?」と熱い抱擁を交わすほど、運命共同体であったウンボムとチャンデ。2人に待ち受ける結末が気になる予告編となっている。

監督を務めたのは、ソル・ギョングが主演した『名もなき野良犬の輪舞』(17年)の俊英ビョン・ソンヒョン。『KCIA南山の部長たち』(20年)など、韓国映画界が得意とするポリティカル・サスペンスの真骨頂であり、本作を歴史の重みを感じさせる本格派の政治映画として描き新境地を開拓、その才能の奥深さを見せつけている。

『キングメーカー 大統領を作った男』は8月12日より全国順次公開される。

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