作間龍斗、完璧なアイドル役にプレッシャー「僕はそんな感じではない」 原菜乃華と役作りの苦労語る
#ACEes#ないものねだりの君に光の花束を#作間龍斗#原菜乃華#第39回東京国際映画祭
「普通」と「特別」をテーマに互いの素顔や仕事観を語り合う
映画『ないものねだりの君に光の花束を』の舞台挨拶が、第39回東京国際映画祭で開催され、W主演を務める原菜乃華と作間龍斗(ACEes)が登壇。役作りで意識したことや演じたキャラクターへの共感を語ったほか、物語のテーマである「普通」と「特別」をめぐってトークを繰り広げた。
・原菜乃華&作間龍斗、恋でも友情でもない特別な関係を語る 『ないものねだりの君に光の花束を』完成披露

10月26日より開催中の第39回東京国際映画祭。本作は、国内外で大きな話題を集めた最新作や注目作を厳選して上映する、映画祭を代表する部門の一つ「ガラ・セレクション部門」に公式出品作品として選出されている。開幕当日に行われたレッドカーペットには、W主演を務める原菜乃華と作間龍斗(ACEes)が参加。華やかなレッドカーペットを堂々と歩く2人の姿は、会場の注目を集め、大きな話題となった。
そんな中、東京国際映画祭で行われた舞台挨拶に、原と作間がそろって登壇。満席の会場に2人が姿を現すと、客席から盛大な拍手が沸き起こった。
原は「本日はお忙しい中、足を運んでくださりありがとうございます。このような歴史ある映画祭にこの作品を連れてきていただけて、登壇できることが嬉しいです」、作間は「お忙しい中、足をお運びいただきありがとうございます。先日も初めてレッドカーペットを歩かせていただきましたが、映画祭に携わらせていただくこと自体も初めてなので、今日もすごくソワソワしていますが…この映画の魅力をお伝えできたらと思います」とそれぞれ挨拶し、舞台挨拶がスタートした。
本作は、自分を“普通”だと思い込み、自分らしさを見つけられずにいる高校生・影子(原)と、人気急上昇中のアイドルという“特別”な存在でありながら、誰にも打ち明けられない壮絶な過去を抱える真昼(作間)の物語。追い詰められた真昼に影子が手を差し伸べ、絶望の淵から救い出そうとする姿を描く。
役を演じる上で意識したことを問われた原は、「影子は自分が普通であるということにコンプレックスを持っている高校生なんですが、小説が好きな一面もあったりするので、言葉に責任感のある子なんじゃないかなと思っていて…」と役柄を分析。
続けて、「(影子は)思っていることをすぐに口にしなかったり、相手がどう感じるかを先読みして、考えてから言葉に発する子だと思うんです。なので、考えていることはあるけれど口にしない、ということが普通の人よりも多い子だと思っていたので、“今、影子は何を感じているんだろう”と考えながら現場にいました」と撮影を振り返った。
一方、真昼を演じた作間は、「完璧なアイドルという役どころだったのですが、僕はそんな感じではないので…非常にプレッシャーのかかる役だなと」と、演じる上で緊張もあったことを告白。
さらに、「小説や脚本を読むと、真昼は僕自身が経験したことのないような過去を抱えていたり、ギリギリの状態でアイドルをしていることを知ったので、より彼のことを知らなきゃと思いながら演じていましたし、僕のアイドル活動とは違うアイドル像を作らなきゃいけないなと思いながら演じました」と役作りへの思いを明かした。

また、それぞれが役柄に共感した部分について尋ねられると、作間は「本当に表裏一体というか。影の部分があってこその光だと思うので、僕の活動と照らし合わせてみても、似ている部分はあるのかなと」とコメント。
続けて、「経験したことがあるからこそ輝けるし、“この人はああいうふうに頑張っていたもんな”と思っていただける方が、感情移入もできると思うので…、真昼はそれも含めて素敵なアイドルだなと思いました」と笑顔を見せた。
そんな作間に対し、原は役柄に共感できる部分として、「好きなことの話になると饒舌になるところは、(影子と)似ているのかなと。人から言われることもあります」と告白。
すると作間から「ありますよね。アニメの話をしている時とか、そんなスピードで喋っている気がします」と、撮影現場での様子を暴露される一幕も。思わぬ目撃談に、原は「気恥ずかしいです」と照れ笑いを浮かべた。
“普通”と“特別”がテーマの一つとなっている本作。話題作への出演が相次ぎ、若手実力派俳優として第一線で活躍する原と作間は、一見すると“普通”とは対極にいるようにも思えるが、そんな2人が自分を普通だと感じる瞬間や、特別だと感じる瞬間について語った。
まず、“普通”と感じる瞬間について、作間は「朝起きた時に、普通の人間だなと感じますよね」と切り出し、「“眠たい”と思いながら今日も朝起きて、普通の生活をしているような感覚に陥るんですが、“今自分がさせてもらっていることは特別なんだぞ”と認識し直すというか…そういうことを常に考えている感覚はありますね」と自身の感覚を明かした。
さらに、自分の中で“普通”が“特別”に切り替わる瞬間について尋ねられると、「僕からすると、この業界に入って、“僕はこれでやっていくんだ”と決めた時から、(芸能生活は)普通と言えば普通なんですよね」と回答。
その一方で、「でも(他の人にとっては)特別なことでもあるという、普通と特別が共存している感覚ですね。その特別に感謝しながらやっていかなきゃいけないなと思います」と、仕事に向き合う姿勢を語った。

一方、自身が持つ“特別”な部分について、原から飛び出したのは「食べるところが早いことですかね」という意外な回答。
「職業病と言われるものだと思うんです。小さい頃はそこまで早くなかった気がするんですが、(撮影の合間に)お昼休憩があると、お部屋を変えたり、メイク直しをしなきゃいけなかったりして、そうなると(休憩が)10分くらいになったりするんですよね」と説明し、「とりあえず(ご飯を)かき込む!みたいな瞬間が多くて、年々(食べるスピードは)早くなっているかもしれないですね」と明かした。
また、自分の中で“普通”だと感じる部分について、原は「人前が緊張します。今も緊張しています」と告白。作間が「そういうふうには全然見えないですけどね」と返すと、原も「作間さんも全然、緊張されないですよね」と応じ、互いの印象を語り合った。
しかし、先日行われたレッドカーペットを振り返った作間は、「あの時はさすがに緊張しましたし、それを原さんに見抜かれてましたけどね」と回顧。
原も「動きが機敏でした。いっぱい(いろんなところを)見てるなと思いました。視線が動いている感じがしました」と当時の様子を振り返りつつ、「初見で(緊張を)感じさせないのはすごいなと思います」と感心していた。
最後に、これから本作を鑑賞するファンに向けて、2人がそれぞれメッセージを送った。
作間は「映画を観終わった後は、隣にいる人や、何気なくいつも接している人たちを思いやったり、寄り添ってみようと思わせてもらえる、温かい映画になっていると思います。ぜひ楽しんでください」とコメント。
原も「今までに見たことがない、二人の恋でも友情でもない関係性が温かい作品だなと思います。日々生きていると、自分のことを好きになれない瞬間もあると思いますが、もう一度自分のあるものに目を向けたくなるような温かいメッセージが詰まっている作品だと思います。このあとの上映楽しんでいただいて、公開も楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです」と呼びかけた。
2人の作品への思いが込められた温かな言葉に、会場からは盛大な拍手が沸き起こり、舞台挨拶は幕を閉じた。
『ないものねだりの君に光の花束を』は2026年11月20日より公開。
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