サム・ニール死去 『ジュラシック・パーク』名優に世界中から別れのメッセージ

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ローラ・ダーンのInstagramより(@lauradern)
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ジェフ・ゴールドブラムのInstagramより(@jeffgoldblum)

がん寛解発表から4ヵ月…死因は肺炎 ローラ・ダーン、スピルバーグら著名人が追悼

『ジュラシック・パーク』シリーズのグラント博士役で知られる俳優のサム・ニールが13日(現地時間)、オーストラリア・シドニーにて78歳で逝去した。

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家族が本人の公式Instagramアカウントで、「サムは家族に囲まれ、その生涯を象徴するような尊厳を持って旅立ちました」「突然で予期せぬ別れでしたが、サムはがんのない状態でした」と声明を発表した。

ニールは2022年にステージ3の血管免疫芽球性T細胞リンパ腫という稀な血液がんを公表し、化学療法などで治療を続けてきた。今年4月にはCAR T細胞療法を含む臨床試験を経て「がんはない状態」と発表したばかりだっただけに、今回の訃報は関係者や世界中のファンに衝撃を与えている。

訃報の直後からネット上では死因について憶測が飛び交っていたが、ニールの代理人は16日(現地時間)になって、ニールは肺炎のため亡くなったと公表した。

1947年、北アイルランドに生まれたニールは幼少期に父の故郷であるニュージーランドに移住、1970年代から俳優として活動し、1980年代には『007』シリーズのジェームズ・ボンド役の候補になったこともある。

『ジュラシック・パーク』シリーズでアラン・グラント博士を演じ、ヴィム・ヴェンダース監督の『夢の涯までも』(1991年)やジェーン・カンピオン監督の『ピアノ・レッスン』(1993年)などでも知られる実力派で、近年はキリアン・マーフィー主演の『ピーキー・ブラインダーズ』などTVシリーズでも活躍する一方、拠点であるオーストラリアでワイナリーも経営していた。

闘病しながら仕事も続けていたニールは、フィリピンを舞台にしたロマンティックコメディ『The Last Resort(原題)』、『Godzilla x Kong: Supernova (原題)』、など、複数の未公開作が控えている。

訃報を受け、共演者や著名人から次々と追悼の声が寄せられている。『ジュラシック・パーク』で共演したローラ・ダーンは「サムは愛すべき生涯の友人でした。彼は忠誠心、包容力、そして愛の深さを、いつもドライなユーモアまじりに示してくれました。本当に高貴で真の紳士でした。愛してる、グラント博士。永遠に」とInstagramに投稿した。

『デッド・カーム/戦慄の航海』(1989年)で共演したニコール・キッドマンは、長年の友情を振り返り、「サムは偉大な人物の1人で、一緒にいることが喜びになりました。私がまだ18歳のときに出会い、彼は私を保護してくれ、生涯の友人関係を保ちました。彼は魅力的で、親切で、面白く、知的でした。とても惜しまれます」と声明を発表した。

『ジュラシック・パーク』のスティーブン・スピルバーグ監督は、子ども嫌いのグラント博士を演じたニールについて「子どもがとっ散らかって臭いと思ってかのようなキャラクターを演じるのは、彼にとって無理がある行為でした。なぜなら、これは彼が子どもたちに対して愛情深い父親であるのとは正反対だからです」と、その人柄を偲んだ。

ジェフ・ゴールドブラムのInstagramより(@jeffgoldblum)
ジェフ・ゴールドブラムのInstagramより(@jeffgoldblum)

同作で共演したジェフ・ゴールドブラムは「次の大冒険が始まる。いつも、いつまでも愛を」と恐竜とハートの絵文字をつけて追悼した。

『ピーキー・ブラインダーズ』で共演したキリアン・マーフィーは「彼を知り、共演した誰もがそうであるように、私も彼に憧れ、大好きでした。彼は最も親切で、面白く、優しい人物、そして素晴らしい俳優の1人でした」と称賛し、トニ・コレットやリチャード・E・グラントらも追悼を表明した。

オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相やニュージーランドのクリストファー・ルクソン首相も「オーストラリア人の心に永遠に残る存在」「ニュージーランド映画界の偉大な先駆者」とニールの功績を讃えた。

プライバシーを重んじていたニールの遺志により、葬儀は近親者のみでニュージーランドにあるニール所有の牧場で執り行われる予定だが、日程は未定だという。