本木雅弘×宮舘涼太、戦国の“探偵コンビ”が挑む少年密室殺人の謎
2人の息の合った掛け合いと緊迫の推理劇に注目
本木雅弘が主演を務め、菅田将暉、吉高由里子らが共演する黒沢清監督作『黒牢城』より、本編映像が解禁された。映像には、城主・荒木村重(本木)と家臣・乾助三郎(宮舘涼太)が、物語の発端となる“少年の密室殺人事件”の謎に迫る姿が収められている。
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(C)米澤穂信/KADOKAWA (C)2026映画「黒牢城」製作委員会
本作は、累計発行部数60万部を突破し、第166回直木賞、第12回山田風太郎賞をはじめ、「このミステリーがすごい!」第1位などを制覇した米澤穂信の同名小説を映画化した戦国ミステリー大作。密室と化した“黒牢城”を舞台に、城主・荒木村重(本木)、その妻・千代保(吉高、地下牢に囚われた天才軍師・黒田官兵衛(菅田)らの思惑が交錯する中、連続して発生する難事件の謎に迫る。
主演の本木雅弘をはじめ、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太(Snow Man)、柄本佑、オダギリジョーら豪華キャストが集結。さらに、ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰、荒川良々、渋川清彦、渡辺いっけいら実力派俳優陣が脇を固める。
監督は、『スパイの妻』(20年)で第77回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞し、『クリーピー 偽りの隣人』(16年)などでも高い評価を得てきた黒沢清。世界的名匠が挑む本格ミステリーとしても注目を集めている。

また、本作は第79回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」部門に正式出品され、世界初上映では約1000人の観客から盛大なスタンディングオベーションを受けた。先日開催されたジャパンプレミアでも日本初上映が行われ、大きな反響を呼んでいる。
解禁された本編映像は、織田信長に謀反を起こした孤高の城主・荒木村重が籠城する有岡城内で巻き起こる第一の事件――“少年の密室殺人”の謎を解き明かすため、村重と助三郎が事件現場で緊迫の“殺人検証”を行うシーンを捉えたものだ。
ある日、襖が数センチしか開いていない、ほぼ密室状態の部屋で、信長に寝返った父を持つ少年・自念(じねん)が弓矢によって殺害されていた。しかし、凶器となった矢は見つからない。村重は犯行の手口と犯人の特定を試みるが、室内からでは天井や床に当たってしまい長い弓を引くことができず、庭を挟んだ通路から狙おうにも灯籠が邪魔をして矢を室内へ通せない。

検証を重ねる二人は、あらかじめ弓矢に紐を括り付け、死体から矢を引き抜いて手繰り寄せるという大胆な方法まで試しながら謎の解明に挑む。果たして、その真相とは——。
“主君”と“家臣”という、本来であれば明確な主従関係にある村重と助三郎。戦国時代の厳しい上下関係の中にありながらも、二人のやり取りからは強い信頼関係が感じられ、まるでホームズとワトソンのような師弟愛あふれる“探偵コンビ”の趣を漂わせる。
劇中でレクター博士とクラリス(『羊たちの沈黙』『ハンニバル』)を彷彿とさせる“危険なバディ”関係を築く村重と官兵衛とは異なり、村重と助三郎の関係性について、本木は宮舘を「人の心に素直に存在してくる気の良さみたいなものがあった」と称賛。宮舘自身の持つ真っ直ぐな人間性が、村重から絶大な信頼を寄せられる助三郎というキャラクターに説得力を与えている。
劇中で異色の探偵コンビとも呼べる二人の息の合った掛け合いと、スクリーンから漂う唯一無二の空気感にも期待が高まる。
『黒牢城』は2026年6月19日より全国公開。
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